配信朗読劇「令和 人間椅子」が10月14日、配信朗読劇「人間椅子」が15日にStreaming+で配信される。
これは、小説「スマホを落としただけなのに」シリーズで知られる小説家・志駕晃が、江戸川乱歩の「人間椅子」を現代版に翻案した作品「令和 人間椅子」と、原作の「人間椅子」を菅沼尚宏の演出で朗読劇化するもの。「令和 人間椅子」には
志駕は「日常と狂気の紙一重のところが、スマホ1つで恐怖のどん底に落ちる現代社会にも相通じると思いました」と原作小説に触れつつ、「令和の今、『人間椅子』を翻案したらどうなるだろうと思い本作を書きましたが、楽しんでいただけたら望外の幸せです」とコメント。また菅沼は「リアル知能と人工知能の戦い。それは、100年前に日常の中の狂気を描いた江戸川乱歩と、スマホから狂気を描いた志駕晃との戦いに似ていると思います」と語り、伊東は自身が出演する「令和 人間椅子」について「これからの時代、令和のうちにこんな事が起こらないとも限らないのではないか??と思わされる様な、不思議な生々しさがあって、シナリオを読み進める手が止まりませんでした。音声劇になることで、より物語に奥行きを持たせる事が出来れば」と意気込みを述べた。
上映時間はいずれも約1時間30分で、本編のあとにはトークショーが実施される予定。なおアーカイブ映像は10月18日23:59まで視聴可能だ。
志駕晃コメント
私がミステリーを書こうと思い様々な作品を読み漁りましたが、最も感銘を受けさらに参考となったのは推理小説界の巨匠・江戸川乱歩の作品でした。普通の生活のすぐ近くで、猟奇的でグロテスクな事件が進行する。そんな日常と狂気の紙一重のところが、スマホ1つで恐怖のどん底に落ちる現代社会にも相通じると思いました。令和の今、「人間椅子」を翻案したらどうなるだろうと思い本作を書きましたが、楽しんでいただけたら望外の幸せです。
菅沼尚宏コメント
思考は生命あるものの特権だと思います。しかし科学は未知の世界へ突入しました。リアル知能と人工知能の戦い。それは、100年前に日常の中の狂気を描いた江戸川乱歩と、スマホから狂気を描いた志駕晃との戦いに似ていると思います。「志駕版人間椅子」対「乱歩版人間椅子」あなたを迷宮の世界にいざないます。あなたはどのツールでこの作品をご覧になりますか? スマホですか? タブレットですか? パソコンですか? そのツールは、あなたをどう見ているでしょうか。
伊東健人コメント
この度「令和 人間椅子」の朗読劇に出演することになりました。「人間椅子」といえば、日本を代表する短編スリラー。その作品が見事に現代……または少し未来のバージョンとしてアレンジされています。これからの時代、令和のうちにこんな事が起こらないとも限らないのではないか??と思わされる様な、不思議な生々しさがあって、シナリオを読み進める手が止まりませんでした。音声劇になることで、より物語に奥行きを持たせる事が出来ればと思います。
配信朗読劇「令和 人間椅子」
2020年10月14日(水)19:00~
原作:志駕晃
演出:菅沼尚宏
出演:
配信朗読劇「人間椅子」
2020年10月15日(木)19:00~
原作:江戸川乱歩
演出:菅沼尚宏
出演:
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ヲタク校正者 @kousei_runner
そら乱歩版に忠実な「人間椅子」を中島ヨシキと大空直美で朗読劇とか、センシティブじゃないとしたらなんなんだ?と思うし
江戸川乱歩「人間椅子」と“令和版”が配信朗読劇に、伊東健人・中島ヨシキら出演(コメントあり) https://t.co/VKLCtYBd2H