「大地」は、「PARCO劇場オープニング・シリーズ 三谷幸喜三作品三連発公演」の第1弾。「Social Distancing Version」と題された本作では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、俳優同士の濃厚接触を避けた演出がなされたほか、客席の配席と公演スケジュールの見直しも行われた。物語の舞台となるのは、とある共産主義国家。反政府主義のレッテルを貼られ、“演じる”行為をも禁じられた俳優たちは、強制収容された施設で過酷な労働を強いられていて……。
フォトコール開始前、三谷が舞台上に登場し、本日公開されるシーンの説明を行った。三谷は、記念すべき初日の天気が雨模様であることに触れ、「(出演者の)
本日公開された第1幕2場のシーンは、築地小劇場から着想を得たという演出で幕開け。上手に登場した黒子が大きなドラを鳴らすと、舞台に明かりがともり、俳優たちを収容する施設が姿を現した。ステージ上には8つのベッドが等間隔に設置され、俳優たちは主に、そのスペースの中でそれぞれ演技をする。三谷から「雨男」と揶揄されていた大泉が演じるのは、収容者のまとめ役であるチャペック。肉体美を生かした衣装で登場した
東京公演は8月8日まで行われ、一部公演はWOWOWメンバーズオンデマンド、およびStreaming+にて配信される。その後、12日から23日まで大阪・サンケイホールブリーゼで大阪公演が行われる予定だ。
PARCO劇場オープニング・シリーズ 三谷幸喜三作品三連発公演
其の壱「大地(Social Distancing Version)」
2020年7月1日(水)~8月8日(土)
東京都 PARCO劇場
2020年8月12日(水)~23日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
作・演出:
出演:
※辻萬長の「辻」は一点しんにょうが正式表記。
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【公演レポート】PARCO劇場再開!劇世界とコロナ禍が交差する、三谷幸喜「我ながら先見の明あり」(コメントあり) https://t.co/p9lrPOYpO7