本公演に先駆け、パンケーキの会では演出家を募集。公募により
なお本公演に向けて、キャストオーディションが開催される予定だ。詳細については続報を待とう。
佐川大輔コメント
「エーリヒ・ケストナー~消された名前~」演出家公募で選んでいただきました佐川大輔です。
自劇団THEATRE MOMENTSでは、海外の観客にも共有しやすい身体表現を交えた創作をしています。
だからか、演出家としてストレートプレイのオファーは、これまでほとんど来ませんでした。
こちらの企画で「ぜひ」と私に託してもらえて、とても嬉しいです。
今回は鈴木アツトさんが歴史的事実を元に緻密に書き込んだ「会話劇」。
自分の劇団とは違う面の演出力を、活かしてみるつもりです。
でも、いつも大事にしていることは変りません。
俳優が舞台上で生きていること。
そこから生まれる時間を、観客と共有すること。
自劇団では台本を作るところから集団創作スタイルですが、今回も根っこは同じ。
主宰のさこうさん、そして集まってくれた俳優さんたちと、
ああでもないこうでもないと作っていきます。
観客の想像力をくすぐりながら、
舞台上の俳優が今この瞬間を生きている──
その結果、現代と地続きになる作品にしたいと思います。
坪井彰宏コメント
はじめまして、坪井彰宏と申します。僕は今まで、大きな劇場で上演される演劇に参加してきましたので、下北沢駅前劇場でアーサー・ミラーの「壊れたガラス」を演出できる機会をいただき嬉しく思っております。
小さな空間で、俳優の息づかいや体温も感じられるような芝居をつくりたい!と思って、不安を抱えながら演出家として歩み出した僕にとって、パンケーキの会のさこうみちこさんとの出会いは本当に幸運でした。彼女と実際にお会いして演劇のお話を聞くと、もうとにかく話が止まらない……。演劇愛に満ちた言葉と、演劇を信じている目の力で一気に僕の心は奪われてしまいました。
この感動を忘れないように、さこうさんが愛情を込めて翻訳してくださった作品と、誠実に向き合いたいと思います。
パンケーキの会 二本立て公演「ある夜をめぐって」
2026年1月29日(木)〜2月4日(水)
東京都 駅前劇場
スタッフ
「エーリヒ・ケストナー~消された名前~」
「壊れたガラス」
作:
演出:坪井彰宏
ステージナタリー @stage_natalie
パンケーキの会「ある夜をめぐって」演出家公募で佐川大輔・坪井彰宏が参加(コメントあり)
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