不都合をより豊かな演劇表現に！三谷幸喜「大地」SDVがWOWOWで生配信

PARCO劇場オープニング・シリーズとして、三谷幸喜の書き下ろし「大地（Social Distancing Version）」がWOWOWメンバーズオンデマンドで7月11日にライブ配信される。

「大地」は「PARCO劇場オープニング・シリーズ 三谷幸喜三作品三ヶ月公演」の一環として6月から8月にかけて上演が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で公演日程や座席の再調整が検討されていた。このたび、同作が「大地（Social Distancing Version）」としてWOWOWメンバーズオンデマンドにてライブ配信されることに。WOWOWが東京・PARCO劇場の公演をライブ配信するのは今回が初めてとなる。

三谷が作・演出を手がける本作は、三谷の俳優への愛が込められた“俳優論”がテーマ。出演者には「大地」にキャスティングされていた大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長が名を連ねた。三谷のコメントは以下の通り。

三谷幸喜コメント

舞台上での俳優の濃厚接触を限りなく避け、俳優同士は常に距離を取って演技。それによる不都合を不都合に終わらせずに、より豊かな演劇表現に昇華させる。それがSocial Distancing Versionです。要は、面白さのポイントがひとつ増えたとお考え下さい。

※初出時より本文を変更しました。