「ワレワレのモロモロ 東京編」は、2016年に東京・アトリエヘリコプターにて上演された作品。出演者が自分自身の身に起こった話を書き、自ら演じる“ワレワレのモロモロ”シリーズに俳優が挑んでおり、
なお作家の西加奈子が作品に寄せたコメントと、荒川がナレーターを務める「ワレワレのモロモロ 東京編」の予告編が、岩井が代表を務めるWAREの公式サイトにて公開中だ。
西加奈子コメント
ハイバイの舞台を観ると大体泣く羽目になるので、覚悟して観にゆく。
私は泣きオバケだから、日常生活でも簡単に感極まって泣くのだが、泣いた後大概自分を疑う。その“泣き”ってどうなん?
でも、ハイバイを観て泣いた自分のことは、信用できる。
いうて、ハイバイの劇場では阿呆みたいに笑ってる時間の方が多いし、何より人生の負の部分をこれでもかと見せられて、めっちゃしんどい。でも、絶対に泣いてしまうのは、泣きオバケとして舞台に感動しているのではなくて、人間として人間に圧倒されているからだろう。
「なんかもう、私らってほんまに、ほんまに……色々ある!」
「ワレワレのモロモロ」はそんな「私らって、色々ある!」の集大成ではないだろうか。
人間をニュートラルに描いているわけではなくて、ちゃんとバイアスをかけて差し出してくれる。なんか、ものすごく、「人間が作ったものだ!」と思う。
再見して、当然、私はまたボロボロ泣いてしまったのだけど、そんな自分のことをやっぱり信頼出来た。
ハイバイ「ワレワレのモロモロ 東京編」配信
構成・演出:
出演:
特典映像「金子の誕生日」配信
作・演出・出演:岩井秀人
出演:
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法水/norimizu/노리미즈🍉 @norimizu
へー、西加奈子さんもハイバイご覧になるのね。
「ワレワレのモロモロ 東京編」配信、特典映像に「金子の誕生日」も(コメントあり) https://t.co/wCuyGRPhUa