浮遊のカンキ船「デマイヌリアクション」が、3月4日から8日まで東京・APOC THEATERで上演される。
浮遊のカンキ船は、桜美林大学 芸術文化学群 演劇専修の学生で結成された集団グルぎゅうを前身とした団体。旗揚げ公演となる今回は、脚本を喜劇のヒロインの新宮虎太朗、演出を浮遊のカンキ船 / アーバン野蛮人の大野創が手がける。
大野は新宮の脚本について「新宮虎太朗さんの書くセリフはとても奇妙だと思います。少なくとも僕がこれまでに見た3作品はそうでした。だって登場するキャラクターたちがどこを見てるのか、何を食べているのかが本当にわからないんです。説明がないとかそういうことではなくて、寧ろ気が利きすぎてると思うほど成り立たせてる。だからこそ、キャラクターたちには舞台の上だけで生活していてほしいと毎回思います。物語の中にだけでいてくれれば『面白い』と思うだけで帰れるのに」と述べつつ、「でも彼らはやっぱり少しはみ出してくるから、そのはみ出してくる足とか手とかが僕にとってはすごく奇妙で、客席にいるとソワソワしちゃうんです。今回の作品もまた少しずつはみ出してきています。出てきた手足にどんな形をさせようか、稽古場でその奇妙さにソワソワしてます」と思いを語った。
出演者には上沢一矢、浅野郁哉、もじゃもじゃの安藤歩、勝沼優、小林芽、佐藤真喜子が名を連ねている。
浮遊のカンキ船「デマイヌリアクション」
2020年3月4日(水)~8日(日)
東京都 APOC THEATER
脚本:新宮虎太朗
演出:大野創
出演:上沢一矢、浅野郁哉、安藤歩、勝沼優、小林芽、佐藤真喜子
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浮遊のカンキ船旗揚げ、演出の大野創「出てきた手足にどんな形をさせようか」(コメントあり)
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