水劇一座描く「艶漢」第四夜開幕、櫻井圭登「感謝込めて詩郎を演じきれたら」
2020年2月17日 18:56
3 ステージナタリー編集部
「浪漫活劇譚『艶漢』第四夜」が、昨日2月16日に東京・シアターサンモールで開幕した。
ほさかようが脚本・演出を手がける本作は、尚月地のマンガ「艶漢」を原作にした「浪漫活劇譚『艶漢』」の第4弾。今回は“水劇”の一座を描くエピソードが、オリジナルキャラクターを交えながら描かれる。
昨日の初日を前に行われた取材には、出演者たちが出席。舞台版のオリジナルキャラクター・水稚役の坂下陽春は「僕は今回が『艶漢』初参加です。先輩方に稽古場でたくさんご指導いただいたので、それを本番で出せたら」と意気込み、同じくオリジナルキャラクターの漁火を演じる芹沢尚哉は、本作が「浪漫活劇譚『艶漢』」第4弾であることに触れて、「2.5次元の舞台シリーズがこうして続いていくのはすごいこと。そこに加われたことがうれしいです」と喜びを口にした。
続いて花魚役の青木志穏は「今回メインとなる“水劇”ならではの表現や演出方法に、ぜひ注目して」と見どころを語り、虹海役の松島志歩は「お客さまの心の片隅にいつまでも残り続ける『第四夜』になるよう、私自身も一生懸命がんばります」と抱負を述べた。
「浪漫活劇譚『艶漢』」に第2弾から参加している鏡湖役の岡田あがさは「水劇一座の人間模様も大変なことになっておりますので、ぜひ注目して」とコメント。小沼将太は自身の演じる大太刀一平を「明るくて能天気」と紹介し、「シリアスな部分もある作品ですが、お客様に和んでもらえたら」と目標を掲げる。過去にも本シリーズに参加している加藤良輔は、オリジナルキャラクターの潮見役を担当。加藤は「新しい風を『艶漢』に吹き込むことができるよう、全力でがんばりたいと思います!」と気合十分に話した。
また吉原安里役の三上俊は「今回はこれまでとは別のベクトルで、ものすごい作品になったと思います。過去の作品を超え、皆様に楽しんでいただけるよう全力で努めます」、山田光路郎役の末原拓馬は「これまで続けてきたものをさらに続けるため、1度今までのことを断ち切るというのが僕らの挑戦でした」と言い、「人間の暗い部分が表れていますが、それに打ち勝つための明るさや強さが描かれていると思います」と作品を分析した。
最後に吉原詩郎役の櫻井圭登は「このカンパニーでしかできないことを実現していると思っています」と出来栄えに自信をのぞかせ、「支えてくださった皆様に感謝の気持ちを込めて詩郎を演じきれたら。応援のほどよろしくお願いいたします!」とメッセージを送った。
公演は3月1日まで。なお本公演のDVDは8月末に発売を予定しており、Rakuten TVでのディレイ配信も決定している。
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