テーマはサラリーマン、スーツ姿で繰り広げるサーカス「CLONES」開幕

「CLONES ANIMATION CIRCUS」が、昨日2月7日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開幕した。

これは、パントマイマーのKAMIYAMAによるソロ作品「CLONE'S・Lot-No.0067」を、Zero-Tenの企画・演出によりサーカスバージョンにリメイクしたノンバーバル作品。情報化社会に翻弄されるサラリーマンをテーマとする本作では、通勤電車やオフィスを舞台に、映像やバンドサウンドを交えながら、パントマイムやシルホイール、エアリアル、ジャグリングといったパフォーマンが展開される。

昨日に行われた囲み取材には、出演者よりKAMIYAMA、望月ゆうさく、品川ミズキが出席。普段は個人活動が多い彼らが複数人で公演を行うことに関し、KAMIYAMAは「1人では世界観を作りにくいが、みんなそれぞれキャラが個性的で素敵なので、作品も素晴らしいものになっていく」と思いを口にする。

またKAMIYAMAは、情報社会に翻弄されるサラリーマンを描く本作のテーマについて「だんだん便利になるにつれて、実はどんどん不便になっているんじゃないかという考えがベースにある」と話し、「今までにない日本のサーカスを作っていきたい。今回はそれに近いものができたと思うので、ぜひ体感して」とメッセージを送った。公演は2月11日まで。