コントと音楽「振り返れない。」が、12月6日から8日まで神奈川のモーション・ブルー・ヨコハマで上演される。11月11日には合同取材が行われ、演出・脚本を手がける
本作は、実際の会場であるライブレストランを物語の舞台に、複数本のコントが上演される“会場一体型コント”。関、加村、日高のほか、
飯塚は、上演会場のモーション・ブルー・ヨコハマを「横浜で海が見えて、しゃれているんですが、しゃれ過ぎていないライブレストラン」と表現しつつ、「そんな素敵な場所で何ができるだろうと、興味が湧きました。また提供する料理も含めて一緒に考えないかというお話で、これはやったことがないものばかりだぞ、だったらやりたいぞ、と(笑)。それから本気でこの場所で何をやったら面白いかということを考えたとき、演劇より見やすいコントがいいんじゃないかと思ったんです」とコメント。
さらに飯塚は、上演されるコントの舞台を“ライブレストランのテーブル”という動きが制限される場所に設定し、またコントのオチを俳優たちがステージ上で歌うことで表現することを明かす。「俳優さんには負荷がかかって申し訳ないんですが(笑)。そういったすごくチャレンジングな企画なので、キャスティングもチャレンジングにしました。そもそも、“隣の席から聞こえてくる会話”をコントにしていくので、わかりやすいキャスティングだと面白くない。喫茶店で、明らかに詐欺みたいな話をしている2人組とかいますよね?(笑) その世界を再現したいから、新しい顔ぶれでやりたかったんです。映画やテレビ以外で活躍している面白い俳優さんはたくさんいるし、そういう人たちのプレゼンの場にもなればいいなとも思っています」と語った。
続けて、今回は脚本なしでの作品作りに挑戦したと言う飯塚は「稽古場で集まって、“こういうシチュエーションで何かやってくれ“という感じでやっています。どんな話が聞こえてきたら面白いか、そしてそれを芝居じゃなく、どうやってコントにしていくかを、ライブ的に作っていっています。最終的には5本のコントと5曲の音楽になる予定です」と述べる。そんな飯塚との作品作りを、関は「理解すればいいという世界じゃない。その場の雰囲気のなかで、生の人間として違和感なく存在しつつ、少しだけ面白い違和感を漂わせて物語を進行させていくことの難しさを実感しています」と語る。
約2年半ぶりに飯塚の作品に参加するという加村も「最初は飯塚監督とまたご一緒できて、ただただうれしかったのですが、稽古に参加してみたら本当に正解がない世界で。どうしよう!と(笑)」とその難しさを話し、日高は「飯塚監督は映画の撮影現場でもライブ感を大切にされる方なので、毎回何をやらされるんだろう、と思っています(笑)。なので、今回の企画を聞いたとき、適任だなあと。毎日、稽古がライブですね」と笑い交じりにコメントした。
最後に飯塚は「コントはもちろん、今回はそれに合わせて料理にもアイディアを出させていただきました。オリジナルカクテルもあります。美味しく食べて飲んで、気楽に笑って音楽を楽しんで、特別な日にしてもらえたらうれしいです。“酔った者勝ち”です!(笑)」とアピールし、取材を締めくくった。
コントと音楽 vol.01「振り返れない。」
2019年12月6日(金)~8日(日)
神奈川県 モーション・ブルー・ヨコハマ
演出・脚本:
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