制作「
今作について山口は、「いまの私の活動のペースを考えると、『子供を産む』という選択肢は、現実的にはあり得ません。それが私の選択ではあるけれど、そしてそれが私の『幸せ』だと思っているけれど、同じような年齢の女性たちが子供を産む、もしくは産まない、何かを諦める、諦めないという現実に直面していることを思うと、言葉にできない『痛み』のような感覚を覚えます」と語りつつ、「答えなんてないかもしれないけれど、正直に、正直にこの作品を作りたいと思っています」と意気込みを述べた。公演は8月25日まで。
なお、「あの子がいつまで女の子だったのか」は、「明日もう君に会えない」の休演日である8月10日から12日に同会場で上演される。
山口ちはるコメント
今年で30歳になります。ただただ、ひたすらに演劇ばかりやってきた人生でした。それは本当に色んな方のお陰で、本当に幸せなことだと思うのですが、ふと立ち止まるとこんな風に考えてしまうことがあります。もしかすると自分は、空っぽな存在なのではないか? と。
好きなことを好きなようにやれている自分は「幸せ」です。だけど、自分より大切な誰かがいるってどういうことなんだろう?
いまの私の活動のペースを考えると、「子供を産む」という選択肢は、現実的にはあり得ません。
それが私の選択ではあるけれど、そしてそれが私の「幸せ」だと思っているけれど、同じような年齢の女性たちが子供を産む、もしくは産まない、何かを諦める、諦めないという現実に直面していることを思うと、言葉にできない「痛み」のような感覚を覚えます。
女性だから(男性に勝てない)と思ったことは、一度もありません。だけど、私たちは「女性」です この社会で、女性が生きるとはどういうことだろう? それをあなたと一緒に考えたいです。あなたが女性でも、そうでなくとも。女性だけの、9人のキャストでお送りします。
あなたにとって「幸せ」って何ですか? 好きなことを出来ていますか?他者と比べていませんか?
あなたは何者ですか? そして、私は?
そこに答えなんてないかもしれないけれど、正直に、正直にこの作品を作りたいと思っています。
制作「山口ちはる」プロデュース「明日もう君に会えない」、制作「山口ちはる」プロデュース×Vithmic「あの子がいつまで女の子だったのか」
2019年8月7日(水)~25日(日)
東京都 「劇」小劇場
作・演出:
「明日もう君に会えない」
出演者:
「あの子がいつまで女の子だったのか」
出演者:内山愛、久保田詠、鈴木聖、田中唯花、星ゆりか、水木梨乃、守谷菜々江、山口美月
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斎藤 千晃 @movie____c
ステージナタリーさんに取り上げてもらいました。この作品を観てくださったお客様と語り合いたいです。
明日から開幕。
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