蟷螂襲×わかぎゑふ、上手く生きられなかった男描く「ふるえて眠れ」

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工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10「ふるえて眠れ」が、3月7日から10日まで大阪・ウイングフィールド、3月14日から17日まで東京・シアター711で上演される。

工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10 第18回公演「ふるえて眠れ」チラシ表

工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10 第18回公演「ふるえて眠れ」チラシ表

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俳優の工藤俊作によるKUTO-10は毎回、作・演出・出演・スタッフを変えながら公演を行うプロジェクト。今回は、作をPM / 飛ぶ教室の蟷螂襲、演出をリリパットアーミーIIのわかぎゑふが手がける“上手くは生きられなかった男”の物語が展開する。五十代の男の危篤の知らせを聞き、別居中の妻やその友人は病室に駆け付ける。しかし、男は亡くなる気配もなく、医者や看護師も男の病状についてはぐらかすばかりで……。

わかぎゑふは本作について、「どっぷり芝居な現場になりそうだ。体力をつけておかねば!」とコメント。キャストには工藤のほか、保、遊気舎の久保田浩、中道裕子、劇団太陽族の佐々木淳子、リリパットアーミーIIからうえだひろしと長橋遼也、そして津野あゆみ、趙清香が名を連ねた。

わかぎゑふコメント

「プロジェクトKUTO-10を演出するにあたり」
私の中に「関西小劇場の諦めない親父たち」というカテゴリーがある。
家庭や仕事の事情もあり演劇を続けたくても人生の優先順位が変わったり、辞めてしまわざるを得ない時期があっても諦めないで、また不死鳥のように芝居を始める人達だ。工藤俊作も私の中では、そんな粘り腰のオッサンの一人である。
彼の人生にも色々なことがあった。(詳しくは知らないが)ひどい酔っ払いで皆んなに避けられるようなシーンも見たことがある。
しかし、奴はまた現れ、また座組みを組み、また語る。その諦めない芝居好きに周りも巻き込まれて、いつの間にか好きになる。
こういう人が本当の演劇人って言うんやろなぁと、私はいつも感心して愛してしまうのである。
今回は古い付き合いの蟷螂襲の脚本ときた。奴も諦めない親父の一人だ。KUTO-10。どっぷり芝居な現場になりそうだ。体力をつけておかねば!

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工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10 第18回公演「ふるえて眠れ」

2019年3月7日(木)~10日(日)
大阪府 ウイングフィールド

2019年3月14日(木)~17日(日)
東京都 シアター711

作:蟷螂襲
演出:わかぎゑふ
出演:工藤俊作、保、久保田浩、中道裕子、佐々木淳子、うえだひろし、長橋遼也、
津野あゆみ、趙清香

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