4月17日から22日まで東京・吉祥寺シアターにて上演される
出演が決定したのは、
山本タカ コメント
今作は、2016年に上演した第4弾公演「ケムリ少年、挿し絵の怪人」以来、3年ぶりの吉祥寺シアターでの公演です。今回の作品は、仕事も家もなくした一人の男の話です。ゆっくりと変化する社会の潮目に操舵がきかず、難破した小さな船の様な男の話です。そして男を取り巻く隣人達による、群像劇でもあります。
くちびるの会は、2014年に渋谷のギャラリーで旗揚げしました。当時の僕ときたら、「もう信じられるものはファンタジーの中にしかない!」と息巻いていました。以降くちびるの会は、固定の俳優を持たない劇団として活動してきました。毎度「お馴染み」と「お初」のメンバーを交えての創作は、絶え間ない刺激と新陳代謝をもたらします。
そして現在を迎えた僕ときたら「ファンタジーよ! せめてお前を信じさせてくれ!」と、すがる様な気持ちでおります。それはまるで、開ききったままではおれない瞳孔が、焦点を結ぼうとする運動に似ています。
今回のキャストは総勢12名。非常に心強いメンバーでの創作となります。ギョロついた目で描く今作、どうにかして人間の賛美できる部分が見つけようと思います。一縷の光に、目を細めに来ていただけましたら幸いです。
くちびるの会 第6弾公演「疾風のメ」
2019年4月17日(水)~22日(月)
東京都 吉祥寺シアター
作・演出:
出演:
関連記事
くちびるの会のほかの記事
リンク
- KUCHIBIRUNOKAI
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ステージナタリー @stage_natalie
仕事も家もなくした男を巡るくちびるの会新作に、丸山厚人ら(コメントあり)
https://t.co/gSasKx1yU7 https://t.co/8V36BttpaR