舞台「FGO」東京公演スタート！丘山晴己「死を超えていきたい」

1月11日から14日にかけて行われた大阪公演を経て、「Fate/Grand Order THE STAGE -絶対魔獣戦線バビロニア-」の東京公演が本日1月19日に東京・日本青年館ホールで開幕した。なお本記事には舞台写真を多数掲載しているため、未見の方は注意してほしい。

福山桜子が脚本・演出・作詞を手がける本作は、RPG「Fate/Grand Order」の舞台化第2弾。原作ゲームより、紀元前2655年の古代メソポタミアを舞台とした「第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア」のエピソードが描かれ、ギルガメッシュ役を丘山晴己、エルキドゥ役を山崎晶吾が演じる。また藤丸立香役を、いずれも新キャストとなる大海将一郎と坂本澪香の2人が務め、マシュ・キリエライト役には、舞台化第1弾「Fate/Grand Order THE STAGE -神聖円卓領域キャメロット-」に続いてナナヲアカリがキャスティングされた。

今回、立香とマシュがレイシフトすることになったのは、不老不死の霊草探索を終えたギルガメッシュが賢王として君臨するメソポタミア。しかし、三女神同盟と数多の魔獣によりメソポタミアは滅亡の危機にあった。立香たちは三女神同盟を打倒し聖杯を獲得すべく、伝説の魔術師・マーリン（瑛）、謎の少女・アナ（桑江咲菜）らと共に戦いに身を投じていく。

前作「神聖円卓領域キャメロット」に増して、歌唱シーンやダンス、映像を使用した演出がふんだんに盛り込まれた今作では、エキゾチックなナンバーでウルクの街のにぎわいが表現され、戦闘シーンではアクロバティックなダンスが披露される。丘山は、伸びやかな歌声を響かせながら賢王ギルガメッシュを威厳たっぷりに演じ、山崎は俊敏な身のこなしでエルキドゥを体現。またプロレスラーとしても活動する赤井沙希の、身体能力の高さを生かしたバトルも見どころの1つとなっている。

上演に際し、丘山は「この舞台を一言で表すと『死』。死をもって頑張る、ギリギリの状態ですが、その環境をもらえたことがとても幸せです。千秋楽までに壁を一つ一つ超えたい。体力的にも、肉体的にも、『死』を超えていきたいです」と述べつつ、「サーヴァント『きやまはるちゃん』で顕現するくらいの気持ちでいます」とコメント。そして「このカンパニーを引き連れてウルクまでぶっ飛ばしていきたいと思います！」と抱負を語った。一方の山崎は「向上心を持ち続け、100%の力で全員でやり切りますので、最後まで応援よろしくお願いします」と観客に呼びかけた。

上演時間は休憩ありの約3時間15分。東京公演は1月27日まで。26日17:00に開演する女性マスターバージョンの千秋楽と、27日12:00に開演する男性マスターバージョンの千秋楽が全国各地の映画館で生中継されるほか、同2公演はDMM.comでライブ配信およびディレイ配信される。また6月26日には本公演のBlu-ray / DVDが発売される予定だ。