複数の言語が入り乱れる、シンガポールの「カンポン・チュンプダ」開幕

グロウワーズ・ドラマ・グループ「カンポン・チュンプダ（チュンプダの村）」が昨日10月4日に開幕した。

本作は、シンガポールの高齢者演劇グループ、グロウワーズ・ドラマ・グループの公演。1960年代初頭、中国語方言、英語、マレー語、タミル語など複数の言語が飛び交うカンポン村から、市街の高層アパートへと移住を余儀なくされた高齢者たちの姿を描く。公演は明日10月6日まで、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 小ホールにて。

「世界ゴールド祭」は、昨年17年に「高齢社会における芸術文化の可能性ー劇場は地域に何をもたらすことができるのか」をテーマに行われた「世界ゴールド祭 キックオフ！」を前提とする、高齢者舞台芸術の祭典。

今年のプログラムにはこのほか、さいたまゴールド・シアター 徘徊演劇「『よみちにひはくれない』浦和バージョン」や、さいたまゴールド・シアター×デービッド・スレイター「BED」、さらにダンスでは、イギリスのサドラーズ・ウェルズ劇場の高齢者ダンスカンパニー、カンパニー・オブ・エルダーズの「新作2018トリプルビル」、マチュア・アーティスト・ダンス・エクスペリエンス「フロック（ドレス）」がラインナップされ、さらにシンポジウムやワークショップ、交流会なども開催される。「世界ゴールド祭2018」は10月8日まで、彩の国さいたま芸術劇場ほかにて。