坂元裕二の書き下ろし「またここか」開幕、吉村界人ら4人が紡ぐ“危うい愛の物語”

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明後日公演 2018「またここか」が、本日9月28日に東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERで開幕。これに先駆けて同日公開ゲネプロが行われた。

明後日公演 2018「またここか」より。

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明後日公演 2018「またここか」より。

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「またここか」は、昨年2017年に放送されたテレビドラマ「カルテット」で知られる坂元裕二が脚本を手がける会話劇。坂元にとっては3月に発表したドラマ脚本の執筆休止宣言以来の新作となる。演出は豊原功補が務め、キャストには吉村界人岡部たかし木下あかり、ナイロン100℃の小園茉奈が名を連ねた。

明後日公演 2018「またここか」より。

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ガソリンスタンドのサービスステーションを舞台とした本作。店長の近杉(吉村界人)と、ろくに働かないバイトの女・宝居(小園茉奈)が噛み合わない会話を繰り広げていると、小説家の根森(岡部たかし)が、看護師の示野(木下あかり)を引き連れて訪ねて来る。根森は自分と近杉が異母兄弟であることを告げると、植物状態で入院している父に関する“医療ミスの噂”のことで病院を訴えようと近杉に持ちかけ……。

明後日公演 2018「またここか」より。

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吉村は他人と話が噛み合わず、どこか間の抜けた近杉の不器用さと、秘密を隠しながら生きる姿を可笑しみを交えつつ狂気的に表現。岡部は終始落ち着かない様子で何やら企む根森役を繊細な演技と独特の存在感で体現した。

また木下は不機嫌でそっけない示野役を憂いを帯びた表情で好演。小園はふてぶてしい態度の宝居役を気怠い空気で演じ、重厚な物語にスパイスを加える。劇中では、4人による濃密で他愛ない会話によって“危うい愛の物語”が紡がれていった。上演時間は約2時間10分を予定しており、公演は10月8日まで。なお本作の上演台本は、書籍として10月11日に刊行される予定だ。

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明後日公演 2018「またここか」

2018年9月28日(金)~10月8日(月・祝)
東京都 DDD AOYAMA CROSS THEATER

脚本:坂元裕二
演出:豊原功補
出演:吉村界人岡部たかし木下あかり小園茉奈

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大堀25周年光威 @ohorikoi

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