1966年にフレデリック・ノットが書き下ろし、その後ブロードウェイで初演された「暗くなるまで待って」は、アパートの一室で繰り広げられるミステリー。朝海ひかると加藤雅也が主演を務めた2009年版以来、約10年ぶりの上演となる今回は、残忍な悪党のボス・ロート役を加藤が務め、盲目の若妻・スージー役を凰稀が演じる。
演出を手がけるのは、サスペンス劇「罠」で加藤とタッグを組んだ
公演は19年1月25日から2月3日まで東京・サンシャイン劇場、2月8日から10日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、16・17日に愛知・愛知県産業労働センター ウインクあいち、23日に福岡・福岡市民会館 大ホールで行われ、東京、兵庫公演のチケットは10月27日に発売される。
加藤和樹コメント
「暗くなるまで待って」という作品は、演劇がわかっていなかった自分にとって2007年に初めてストレートプレイを観劇し、予想もしない展開に衝撃を受けた作品。今でも客席にいた時のスリリングな感情をはっきり覚えています。以来、ずっとやりたいと思っていた作品です。信頼する深作さんの演出で、凰稀かなめさんをはじめ、刺激的なキャストの皆さんとの共演。暗闇が舞台を支配するあの感覚を舞台上で味わえるのを今から楽しみにしています。スリリングな騙し合いのサスペンス劇。是非、ご期待ください。
凰稀かなめコメント
この度、舞台「暗くなるまで待って」にてスージー役を務めさせていただきます凰稀かなめです。
1966年にブロードウェイ初演が話題となり、オードリーヘップバーンにて映画化され、日本での舞台は約10年振りとなるこの公演に参加させていただく事を大変嬉しく思っております。
盲目の女性を演じるのは初めてなので、辛さを乗り越えた女性の芯の強さと繊細さをどの様に表現するかも課題ですが、ロート役の加藤和樹さんとダブル主演という事で、クライマックスのシーンでは二人の息の合った迫真の演技で劇場全体に緊張感をお伝え出来ればと思っております。
また、今回初めてご一緒する素敵なキャストの皆さんと一丸となり、素晴らしい舞台をお贈りしたいと思いますので、是非観にいらしてください。
深作健太コメント
11年前、演劇の演出家になりたかった僕が、初めて勉強のために見学させていただいたのが、この作品の稽古場でした。昨年亡くなられた演出の青井陽治さんには、子供の頃からお世話になり、本当に沢山の事を教えて下さった方でした。
今回は2007年に青井さんが演出された際の、朝倉摂さんがデザインされたセットを基に、新たに演出させていただきます。最も信頼する俳優の一人である加藤和樹くんや、凰稀かなめさんはじめ、素敵なキャストの皆さんとの創作を楽しみにしております。演劇の面白さの原点に立ち帰る、騙し合いのサスペンス劇。ぜひ皆様、劇場までお越しくださいませ。
「暗くなるまで待って」
2019年1月25日(金)~2月3日(日)
東京都 サンシャイン劇場
2019年2月8日(金)~10日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2019年2月16日(土)・17日(日)
愛知県 愛知県産業労働センター ウインクあいち
2019年2月23日(土)
福岡県 福岡市民会館 大ホール
作:フレデリック・ノット
訳:平田綾子
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