「オリジナル・ミュージカル『DAY ZERO』」が、本日5月31日に東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERで開幕。これに先駆けて昨日30日に同劇場でフォトコールと囲み取材が行われた。
脚本を
一部シーンを抜粋して行われたフォトコールは、2020年のニューヨークに住む幼馴染の男たち3人のもとに、召集令状が届けられるシーンからスタート。21日後に出征することを義務付けられた彼らの葛藤を、福田、上口、内藤は歌唱を交えながら熱く演じる。また梅田、谷口、西川はその周囲の者たちの動揺や悲しみを表現した。
囲み取材には福田、上口、内藤、梅田、谷口、西川が登壇。茨城・水戸芸術館 ACM劇場でのプレビュー公演を終え、東京初日を翌日に控えた福田は「プレビュー公演も本公演となんら変わらずやらせていただいたので、東京初日も落ち着いてできると思います」と自信をのぞかせる。
「カンパニーの皆さんからも“福ちゃん”と呼ばれています」と明かした福田は「僕が座長ではありますが、みんなで突き進んでいけたら。『DAY ZERO』という作品自体が僕らを引っ張ってくれてるんじゃないかな」と真摯に述べる。記者から「今回が(単独での舞台)初主演ですね!」と強調されると「緊張しちゃうんで、なるべく言わないでもらっていいですか?(笑)」と笑いを交えつつ、「ふぉ~ゆ~メンバーの辰巳雄大くんも、この劇場で初めて単独主演をさせてもらって。彼のあとを追いかけるという意味でも『負けないぞ!』という気持ちです」と気合十分の様子で語った。
また福田は本作の魅力について「3週間後に出兵しなければならないというように、どんどんタイムリミットが迫ってくる作品です。日本で生活していると実感がないのですが、それをどこまでリアルに演じ、お客様に伝えることができるかが課題。そこが楽しさでもありますし、魅力です」とコメント。報道陣から「もしタイムリミットがあったらしたいこと」について質問が飛ぶと、福田は「お腹いっぱいご飯を食べたいです(笑)。あと友達やふぉ~ゆ~メンバー、先輩に会ったりしたい。そういった当たり前のことの大切さを考えさせられる舞台ですね」と回答し、続く上口は「僕らは表現することが好きなので、(作中で)タイムリミットの話をしながらも、一番好きなことをステージ上でやっているというのも不思議な幸せ感があります」と答えた。
さらに福田は“家族同然”のように感じているという共演者たちに「同年代の実力者、精鋭がそろいました」と信頼を寄せると共に、「演出の吉原光夫さん率いるチーム・DAY ZEROでディスカッションを重ねて作品の完成度を高めていきました」と稽古を振り返る。
内藤は「(出兵当日の)“DAY ZERO”について捉えづらいとき、(吉原)光夫さんから『身近なものに置き換えて』というお話をされ、知らない人が尋ねてきて家のドアをノックされたときの恐怖感を想像しながら稽古しました」とエピソードを明かす。また梅田は「タイムリミットが決められている中で、どう生きるか。人によって捉え方も違うので、好きな人に『好き』って言ってみようかなとか、ちょっとした力を与えられる作品にできればと思います」と意気込みを語った。
出兵を言い渡されたジョージの妻・モリーを演じる谷口は「(夫を)支える側もしんどいですよね。でも芝居の中で男性陣の会話や絆を見ていると、いいなあと思いますね」と笑顔を見せる。そして西川は自身の役どころに言及し、「10役ぐらい演じます(笑)。ドラッグのディーラーをやった5分後に父親役をやったり……」と本番中の慌ただしさについて語った。
最後に福田は「(客席との)距離が近く、お客様1人ひとりの表情が見えます。なので皆さんにも『DAY ZERO』を肌で感じていただけるのではないかと。この作品を観て、何を思うか、何を感じるか、ぜひお聞かせください!」と観客に呼びかけ、取材を締めくくった。
上演時間は途中休憩なしの約1時間45分。東京公演は6月24日まで行われ、26日には愛知・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール、28・29日には大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。
「オリジナル・ミュージカル『DAY ZERO』」
2018年5月25日(金)~27日(日)※プレビュー公演 / 公演終了
茨城県 水戸芸術館 ACM劇場
2018年5月31日(木)~6月24日(日)
東京都 DDD AOYAMA CROSS THEATER
2018年6月26日(火)
愛知県 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
2018年6月28日(木)・29日(金)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
原作:映画「DAY ZERO」(ロバート・マルカーニ脚本の映画「DAY ZERO」による)
上演台本:
作曲・音楽監督:深沢桂子
演出:
キャスト
弁護士 ジョージ・リフキン:
タクシー運転手 ジェームス・ディクソン:
小説家 アーロン・フェラー:
女子学生 パトリシア:
ジョージ・リフキンの妻 モリー:
カウンセラー ほか:
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