赤澤遼太郎「クレスト☆シザーズ」開幕、「万が一きれいにならなくても…」

舞台「クレスト☆シザーズ」が本日5月10日に東京・サンシャイン劇場で開幕。これに先駆け、本日同会場にて初日挨拶が行われた。

本作はマンガ配信サービス・GANMA!で連載中のhekiyuによる同名マンガが原作の舞台。脚本・演出を山本こうきが手がけ、ヘアサロン・ハイクレストを舞台に、“カリスマの紋章（クレスト）”を追い求める美容師たちの姿が描かれる。

元ホストの主人公・新田勇希役を演じる赤澤遼太郎は、「美容室を舞台にした、珍しいモチーフの作品です。いろんな方々に観ていただけたら」と挨拶。赤澤は、舞台上で実際にヘアカットに挑戦する。

続いてキャストたちは1カ月の稽古期間を振り返る。松田岳は「一生懸命稽古をしました。楽しんでいただけたら何よりです」、小南光司は「皆さんに楽しく観ていただけるよう、僕らも楽しませてやらせていただきます」、川村玲央は「稽古で積み上げてきたものを、本番で出せるようにがんばります」、佐藤信長は「みんなで試行錯誤しながらがんばってきました。最高のものを見せたいと思います」と　それぞれコメント。続く金井成大が「初日……うれしい気持ち……えー……（笑）」と言葉に詰まると、共演者が一斉にツッコみ、座組の仲の良さを感じさせた。

ハイクレストのオーナー・白波高正役を務める吉岡佑は「スタッフの勇姿と葛藤を、皆さんに観ていただけたらと思います」と観客にメッセージを送る。井深克彦は「美容師も役者もお客さまを笑顔にするところは一緒だと思うので、その気持ちを大切に演じていきたいと思います」と真摯に語り、櫻井圭登は「“美容室”という新しい世界を皆さんにお届けできるんじゃないかと思っています。自分自身も楽しみにしてます」と笑顔を見せた。

Candy Boyの松本ひなたは、「綺麗になるまで帰さない」という本作のキャッチコピーについて「お客様に身も心もきれいになっていただけるよう努力はするんですけれども、万が一きれいにならなくても、時間の都合上、帰っていただきたいと思います（笑）」とコメントし、報道陣の笑いを誘う。

大原優乃は「出演できる喜びを大切に千秋楽までがんばりたいと思います」さらに出口亜梨沙は「座長が若いんですけど一生懸命で素直でみんなそれについてきたので、千秋楽までその感じでがんばりたいと思います（笑）」とコメントした。

最後に蒼乃夕妃は「最初に原作を読んだとき、女性ならではの視点がとても面白い作品だなと思いました。すべてのキャラクターが、どこかしら共感できる部分がある人間臭いキャラクターになっています。出演者がポップな髪色なのでファンタジーな作品なのかなと思わせつつ、本当は熱いお芝居になっているので、いい意味でお客さんを裏切っていけると思います」と作品をアピールし、初日挨拶を締めくくった。

上演時間は途中休憩ありの2時間30分。東京公演は5月13日まで行われ、5月17日から19日まで

大阪・サンケイホールブリーゼでも上演される。なお一部日程では、ハイタッチ会やアフタートーク、名刺お渡し会といったイベントが終演後に開催される。