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高橋一生らの短編フィルム「シンデレラ」に本谷有希子「精神性表れた」

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左から高橋一生、レティシア・カスタ。

左から高橋一生、レティシア・カスタ。

本日4月26日、老舗高級ジュエラー・ブシュロンのオリジナルショートフィルム製作発表会が、東京のザ・ペニンシュラ東京で行われた。

本谷有希子が脚本を担当したショートフィルム「Cinder Ella(シンデレラ)~ある愛と自由の物語~」は、シャルル・ペローの「シンデレラ」を、伝統と革新をテーマに新解釈で再構築したもの。出演者には、ブシュロンの創業160周年と日仏友好160周年に当たる2018年にふさわしいキャストとして、映画「歓楽通り」などに出演し、ブシュロンのアンバサダーを務める仏女優のレティシア・カスタ高橋一生が名を連ねた。監督はドラマ「下北沢ダイハード」の関和亮が務める。本作でカスタは優しく感情豊かだが恵まれない環境で日々を過ごす女を、高橋は由緒正しき城に住む真面目で実直な男を演じ、2人が惹かれ合っていく様子が描かれる。

赤いワンピースを纏って登場したカスタは「日本のクリエイターや俳優の方々と一緒に仕事をさせていただくのはエキサイティングでした。文化の壁は感じましたが、その挑戦を経て素晴らしい作品ができたことを心からうれしく思っています」と笑顔を見せる。グレーのスーツを着用した高橋は「歴史あるブランドなので大変光栄」と言い、「世界観を損なわないように、できる限り自分にできるお芝居をという思いでいました」と撮影を振り返った。

本谷はジュエリーブランドが手がける本作に携わることについて「装飾品を身に着けないので私でいいのかなと正直思いました」と明かしつつ、「でも『伝統を壊しつつ新しいことにチャレンジしたい』とお話を伺って、それなら私にもできるかもしれないとお引き受けさせていただきました」と語る。「既存のジュエリーブランドらしからぬもの」を目指したと言う本谷は、「精神性が表れている作品になっていると思います」と出来栄えに自信をのぞかせた。

話題が言葉の壁に及ぶと、本谷は「映像は違う言語が交わされていても画の力でありえないものを見せられるので、面白いことができる可能性を感じた。毒っ気やしゃれが利いているものが好きなので、そこを生かしてどう仕上げるかに苦労しました」と創作の過程を明かす。また高橋は「言語の違いはいずれ飛び越えられる日が来るのではないかという説得力があって、そこは役に落とし込んでいく中で腑に落ちたので、映像としてどう出てくるかを楽しみにしています」期待を述べた。

最後にカスタが「女性が勇気を持って愛と自由を獲得していく物語を、ブシュロンジャパンが作ってくれたことに胸を打たれた。政治や芸術の中で起きている女性たちの問題に関わることができ、本当に誇りに思っています」、高橋が「伝統があると、解体して再構築してもブシュロンらしさは消えないんだなと。そういった作品で役を生きられたことはいい経験となったので、ありがたく思っています」とそれぞれ挨拶し、イベントを締めくくった。

ショートフィルム「Cinder Ella(シンデレラ)~ある愛と自由の物語~」は、5月24日から2019年3月31日までブシュロンの公式サイトほかオウンドメディアで公開される。

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