NHK Eテレで放送中の「オドモTV」より、「オドモのがたり」に出演する
「オドモTV」は、川村元気とMIKIKOが手がけるエンタテインメント番組。“クスッと笑えて、でもスゴイ!”をキャッチコピーに掲げ、第一線で活躍するクリエイターが子供たちのアイデアに本気で取り組む。番組の1コーナーである「オドモのがたり」では、昨年2017年に上演されたコドモ発射プロジェクト「なむはむだはむ」のメンバーである森山、岩井、前野が、子供が考えたお話をもとに、新たなパフォーマンスを立ち上げる。
会見には、3人が衣装を着て登場した。彼らが出演するコーナー「オドモのがたり」について、森山は「僕らの出発点はこの番組の前にあって、2017年に『なむはむだはむ』という作品を3人で作りました。それを『オドモTV』総合指導の川村元気さんが観に来てくださり、声をかけてもらって。舞台でやるのと映像とでは若干方向性が違いますが、3人は(舞台と)一緒の感覚でできているので楽しいですね」と手応えを述べる。
岩井は番組の面白さについて「学校で書いたら速攻で先生やお母さんに捨てられるような破綻した作文が、ここだと評価される(笑)。そういう場所があったほうがいいのでは」と語りつつ、「僕たち自身も普段は全然違う畑にいますが、ここではそこからはみ出して、お互いにちょっと苦手なこともやらなきゃいけなかったりする。それは普段はできないことなので、ありがたいですね」と続けた。
「ここでは2人のアイデアを前に、のたうちまわってるだけ。全然歌わせてもらえないんです」と苦笑したのは前野。子供たちの作文については「感情と言葉がまだくっついてない状態のものがいっぱいあって、同じ日本語でもこんなに意味がわからない物が出てくるのかっていう悔しさがある。言葉を覚えた大人として真剣勝負って言うか、大人のほうが面白いぜ!って気持ちで毎回取り組んでいます」と笑顔で述べた。
記者から、創作のうえでお互いをリスペクトしていることは?と問われると、岩井は「マエケン(前野)はとにかくなんでもやってみせる。守備力がないところを本当に見習いたい!」と語り、前野が照れ笑いを見せる。また「未來くんは子供たちが書いた、よく意味がわからない文章を『間違えたんだな』と解釈せず、『何が表現したかったんだろう』と考えて、そこに意味を見つけようとする。テレビだとどうしてもわかりやすいほうへ行ってしまうけど、『わからないものも面白い、わからないけどやっていこう』という方向へずんずん進んでいってくれる人だと思います」と評する。
続く森山は「3人でやっていても1人ひとりの個性が立っているから、存在自体がポップ。また2人共“ケツを拭く意識”があるというか、いざやるとなったら最後までやるっていう表現者としての責任とセンスの良さを持っています」と言葉に力を込めた。
前野は「岩井さんは子供の作文を読むとき、本当に楽しそうに読む。話を読んでるときのあの顔、尊敬してます(笑)。未來さんはなんでもできる人ですけど、言葉や動きの当て方が尋常じゃなく、(発想が)全然違うところから出てくるのが面白い。2人共大好きです」と述べ、岩井と森山が笑顔でツッコミを入れた。その後の撮影中も3人は談笑を交わし、終始リラックスしたムードで会見が終了した。
なお「オドモTV」ではほかにも、子供たちの“うごき”をMIKIKOがブラッシュアップし、ダンスカンパニー・ELEVENPLAYが踊る「オドモおどり」、メディアアーティストの
NHK Eテレ「オドモTV」
毎週土曜日19:45~19:55
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