刈馬演劇設計社、約2年ぶりの新作で東日本大震災の被災地に迫る

刈馬演劇設計社「フラジャイル・ジャパン」が5月17日から27日まで愛知・ナビロフトにて上演される。

本作は、刈馬演劇設計社にとって約2年ぶりの新作公演。これまでも実際に起きた事件や災害をもとに作品を立ち上げてきた同劇団が、今回は東日本大震災にて児童が複数被害に遭った、ある小学校に焦点をあてる。災害から時が経ち、負の遺産を活用したダークツーリズム計画が持ち上がった。すると街の人間関係は揺れ始め……。

なおプレイベントとして4月16日に愛知淑徳大学交流文化学部教授の林大策氏を招いたトーク「悲劇の街を観光すること」が同会場にて開催される。本作の戯曲が一部リーディング上演されるので、気になる人はぜひ覗いてみては。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。