ジエン社「物の所有を学ぶ庭」開幕、山本健介「戦いを、皆さんにもぜひ」

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山本健介が主宰するThe end of company ジエン社「物の所有を学ぶ庭」が、昨日2月28日に東京・BUoYで開幕した。

The end of company ジエン社 第12回公演「物の所有を学ぶ庭」より。(撮影:刑部準也)

The end of company ジエン社 第12回公演「物の所有を学ぶ庭」より。(撮影:刑部準也)

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The end of company ジエン社 第12回公演「物の所有を学ぶ庭」より。(撮影:刑部準也)

The end of company ジエン社 第12回公演「物の所有を学ぶ庭」より。(撮影:刑部準也)[拡大]

「あなたは私の、ものなのですか。ものは私の、あなたなのですか。私のものは、だれかなのですか。」をテーマに、自分と他者の間にあるものや記憶を描く本作。ジエン社の第12回公演となり、キャストには遊園地再生事業団の上村聡をはじめ、ジエン社作品ではお馴染みのキャストやオーディションで選ばれた俳優たちが名を連ねた。また音楽は“闇ポップシンガーソングライター”のしずくだうみが担当。

脚本・演出を務める山本は、初日を迎え「初日の持つ緊張や高揚といった無意識でよく見えていた部分を、徐々に『わざと』にして、自覚的にやって、よく見せていきたい。そうした戦いを、皆さんにもぜひ見に来ていただけたらなと思っています」と語っている。公演は3月11日まで。

山本健介コメント

山本健介

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不思議な事に、どんなお芝居にも初日というものがある。人間にも初日というか、誕生した初日、まあ誕生日というのもがあるが、一番の違いは、「当事者がわざとそれやっているか否か」という点だろう。
お芝居初日は、企んで、考えて、時に無理をして、結構傷だらけでそれを成すことになる。で、ついさっき、僕はそれをしたのだけれど。企んで、考えた結果の一つを見ていただけたのはうれしい事だ。傷も多いが、泣いてはいない。ゼロ歳児ではないからだ。傷の痛みというのは、治るために、そして良くなるために感じるものなのだから。
ここから数日、もっと良くなろうと思っています。初日の持つ緊張や高揚といった無意識でよく見えていた部分を、徐々に「わざと」にして、自覚的にやって、よく見せていきたい。そうした戦いを、皆さんにもぜひ見に来ていただけたらなと思っています。

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The end of company ジエン社 第12回公演「物の所有を学ぶ庭」

2018年2月28日(水)~3月11日(日)
東京都 BUoY

脚本・演出:山本健介
音楽:しずくだうみ
出演:伊神忠聡、上村聡、蒲池柚番、鶴田理紗、寺内淳志中野あき湯口光穂善積元

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