井手茂太が演出・振付「東アジア文化都市2018金沢」開幕記念パフォーマンス

「東アジア文化都市2018金沢」の開幕式典が、3月2日に石川・金沢歌劇座で行われ、開幕記念パフォーマンス「伝統から未来へ。KANAZAWA SAMPO」の演出・振付を井手茂太が手がける。

「東アジア文化都市」は、日本、中国、韓国の3カ国が、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、芸術文化や伝統文化、生活文化に関連するイベントなどを実施するプロジェクト。金沢市ではこの開幕式典を皮切りに、年間を通じて交流事業やイベントが催される。

開幕式典のオープニングでは「子ども加賀鳶はしご登り」、金沢児童合唱団による「わたしは未来」による合唱が行われ、式典のあとには中国のハルビン市、韓国の釜山市、そして金沢市の代表団体が参加する文化交流公演、そして開幕記念パフォーマンス「伝統から未来へ。KANAZAWA SAMPO」が上演される。

井手はパフォーマンスについて「慣れ親しんだ日常のものに、角度を変えて気づく魅力が生の舞台で表現できればと思います」とコメント。パフォーマンスではクリエーティブ・ディレクターを菅野薫、衣装をひびのこづえ、音楽を原摩利彦、電飾・装置製作を木村匡孝が担当する。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

井手茂太コメント

金沢にお住まいの方も初めていらした方へも、慣れ親しんだ日常のものに、角度を変えて気づく魅力が生の舞台で表現できればと思います。

ひびのこづえコメント

日本そして金沢の独特な意匠を現代の金沢のイメージにつなげます。

原摩利彦コメント

祖父が医学生として過ごした金沢で発表できることをとても嬉しく思います。
コンピューターを使って音楽を作っていますが、心地よく自然に響くように心がけています。

木村匡孝コメント

テクノロジーと一言でいうとハイテクな印象ですが、今回の装置は金沢の歴史や伝統的な部分が際立つよう設計をしました。

菅野薫コメント

今回のパフォーマンスにあたって才能豊かなクリエイターが集結してくれました。
歴史と未来が混ざり合う魅力的な金沢の街をダンスとテクノロジーを使ってお見せできればと思います。お楽しみに。