実際のエピソードを元に、高校生劇団・冗談だからね。が“卒業公演。”

冗談だからね。「病気だからね。」が3月23日から26日まで東京のOFF・OFFシアターにて上演される。

高校生劇団の冗談だからね。が、“卒業公演。”と銘打ち、上演する本作。とある定時制高校の着任式で、進学校から赴任してきた副校長が「あなたたちは甘やかされている」と発言する。それがTwitterで拡散されたことにより、事態はどんどん拡大していき……。

作・演出を手がける安保泰我は今作について「テーマは『僕らがもし、ただの天邪鬼じゃないとしたら。』ああ、若いひとたちの作品ね。で、完結しない。たくさんお客様の手が届きやすい作品を目指します」と意気込みを語っている。

安保泰我コメント

今作は、私が高校在学中に経験した幾つかの騒動が基になっています。あらすじにも書いてある「副校長の発言とSNSによる告発」そして、旗揚げの原因にもなった「演劇部の顧問による上演中止」いずれも私たちの渦中「あったはずもの」が、私たちの手の届かないところで完結させられたように感じました。「生き急いでる」と揶揄されがちな私たちの活動ですが、「冗談だからね。」では自分たちの消費を自分たちで行えるから好きです。高校生活を精算するように物語をつくりあげ、そしてあくまでも飄々と解体しようと思います（高校生劇団で終わるわけにはいかないので。）。

テーマは「僕らがもし、ただの天邪鬼じゃないとしたら。」ああ、若いひとたちの作品ね。で、完結しない。たくさんお客様の手が届きやすい作品を目指します。

また、今公演で導入する、【うそぶき割引】は今までにない「観客の今までにない作品への参加」を目指した「割引制度」です。ネタバレにならない程度に内容を申し上げると、やや難解とされる私たちの作品の解釈を共有できるようなそんな仕組みを用意しました。それがどう「作品への参加」に繋がるのかは、劇場にお越しいただければと思います。

※動画は現在非公開です。