「Like A」開幕、辻凌志朗「ホテルって誰でもワクワクしてしまう場所」

「Like A（ライカ）」が、昨日2月3日に東京・新宿FACEで開幕した。

本作は「Club SLAZY」シリーズのスタッフが再結集したオリジナル舞台。脚本を三浦香と伊勢直弘、演出を三浦、振付を當間里美、楽曲制作をAsuが手がける。舞台は海沿いの静かな街にある高級ホテル・ペルマネント。ある日、ライバルの豪華客船型ホテル・ロクザンが沈没し、ペルマネントにロクザンのバッジを付けた記憶喪失の男が現れると日常は揺れ始め……。ミステリアスな物語が音楽、ダンス、歌唱、そしてピアノの生演奏を交えながら展開していく。

2月3日に行われたゲネプロ後には出演者挨拶が行われ、辻凌志朗、石賀和輝、SHUN、高崎俊吾、岩義人、中谷優心、橋本有一郎、今井稜、平牧仁、内藤大希が登壇した。

顧客の荷物を運ぶポーター役の今井は「本番までもうすぐですが、最後まであがき続けて、お客様に楽しんでもらえるようがんばります」、客室への案内係であるベル役の橋本は「細かいところまでこだわりながらお客様に楽しんでいただけるようにがんばっていきたいと思います」とそれぞれ意気込みを語る。

清掃係・キーパー役の中谷は「『Like A』という作品のはじまりに、この場に立てていることがとても幸せです」と感慨深い様子。レストランマネージャーであるメートル・ドテール役の岩は「このオリジナル作品に、こうやってスタートで立たせていただけて光栄です」とコメントした。

続いて、ドアマンのアッシャー役を演じる高崎は「たくさんのお客様がどんな世界観が広がっているのか？ という期待感を持たれていると思っています。舞台上の僕たちも裏で支えてくださっているスタッフさんも一生懸命、最後までケガなく楽しく素敵な世界観を伝えられるようにがんばっていきます」と述べる。点検係・インスペクター役のSHUNは舞台経験がまだ少ないことを明かすと、「本当に才能あふれる方々と一緒にひとつの世界を作れるということで、それをお客様に存分に楽しんでもらえるよう最終日までがんばりたいと思います」と意気込んだ。

そして執事・バトラー役の石賀は「観ていただいたお客様がどのような反応で、どのような作品だと感じていただけるのか、とても楽しみにしています。歌やダンスもたくさんあるので、本当に楽しんでいただいて、少しでも何かを感じていただけたらと思います」と観客に呼びかけた。

FC役を演じる平牧は「アーティスト集団がここまで集まると、こんな爆発力のある、爆弾みたいな作品が出来るんだなと、稽古のときから日々楽しんでやらせていただきました。ですので、あとは本番を残すのみ、とても楽しみです」と期待を語る。

ロクザンの乗組員だったキャプテンRを演じる内藤は「先輩方が『ケガをしないように』とおっしゃるのが、この若い子たちを見ているとそう思ってしまいます。爆発力と言いますか、集中力が合わさったときのパワーが凄いので、それを毎公演皆さんにお届けできるよう、しっかりケアしながら日々いい舞台が出来るようにがんばりたいと思います」と述べた。

レストランの片付け係・BB役を演じる辻は、本作について「ホテルって誰でもワクワクしてしまう場所だと思うんです。ホテルに来る人たちはいろいろな思いを持っていらっしゃって素敵な時間を過ごして家に帰る、という流れが僕はとても好きなんです。なので、皆様にもこの舞台を観て、いろいろなものを持って帰って欲しいです」と締めくくった。上演は２月12日まで。

なお「Like A」は、2月10日からRakutenTVにて配信される予定。また本作のDVDとCDが8月29日にリリースされることも決定。発売日までに劇場もしくはCLIE TOWNでDVDとCDを同時予約すると、千秋楽公演の全景定点映像を収録したディスクがプレゼントされる。さらに劇場でDVDとCDを同時予約すると、その場で集合ビジュアルデザインのクリアファイルが贈呈される。