バストリオ「エモーショナル」今野裕一郎「現実と舞台の間にあるものを見つめて」

バストリオ「エモーショナル」が、11月9日から15日まで東京・BUoY 北千住アートセンターで上演される。

バストリオにとって1年ぶりの新作本公演となる本作。“外へと向ける”“試す”といった語源を持つ「essay（エッセイ）」という言葉をテーマに、俳優たちが作品に取り組むドキュメントと、ある土地を目指す“移民”を描いたフィクションの2軸で物語が進行する。メンバーの橋本和加子に加え、時々自動の砂川佳代子、中野志保実、秋山遊楽、無隣館の瀧澤綾音、秋谷悠太が出演。演出の今野裕一郎は「現実と舞台の間にあるものを見つめて、そこに微かに立ち上がってくるものにこそ価値を与えたいと思います」とコメントしている。

音楽には角銅真実、打楽器奏者で東京塩麹のメンバーとしても活動するタカラマハヤ、権頭真由と佐藤公哉によるデュオ・3日満月が参加。美術としての役割も担う衣装は告鍬陽介が手がけるブランド・catejinaが提供する。なお11月14日20:00開演回のアフタートークには映画監督の清原惟が登壇する。