「ナンバカ」開幕、ジューゴ役の赤澤燈「囚人の友として間近で体感してほしい」

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「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」が、本日9月14日に東京・Zeppブルーシアター六本木にて開幕。これに先がけて囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。

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「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」囲み取材より。左からニコ役の安川純平、ウノ役の北園涼、ジューゴ役の赤澤燈、ロック役の汐崎アイル、双六一役の郷本直也。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」囲み取材より。左からニコ役の安川純平、ウノ役の北園涼、ジューゴ役の赤澤燈、ロック役の汐崎アイル、双六一役の郷本直也。[拡大]

双又翔によるマンガを原作とした本作。日本最大最強の南海刑務所を舞台に、個性豊かな囚人たちと看守たちの日常をハイテンションに描く“脱獄エンターテインメント”が繰り広げられる。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。

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劇中では刑務所最大のイベントである新年大会と、その裏で巻き起こる看守長の誘拐事件が展開。13舎13房の4人の囚人たちの姿が、コメディタッチで描かれる。赤澤燈は脱獄が唯一の趣味であるジューゴをスマートに演じつつ、仲間にも打ち明けられない秘密を隠し持ったミステリアスな部分も表現する。北園涼は女好きのギャンブラー・ウノをクールに演じ、汐崎アイルは力自慢で食べることが大好きなロックを豪快に表現。安川純平は刑務所の中でも楽観的に過ごすニコを無邪気に演じきった。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。

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内海啓貴演じる九十九、宮元英光演じるムサシ、星乃勇太演じるリャンなど一癖ある囚人たちや、Kimeru演じる三葉キジ、内海大輔演じる四桜犬士郎、橋本汰斗演じる悟空猿門、高木俊演じる一声三鶴といった囚人たちにも負けず劣らず強烈なキャラクターを持つ看守たちが登場。郷本直也は連日連夜、脱獄を繰り返す4人の問題児たちに手を焼きながらも、最後には力でねじ伏せてそれを阻止する最強の看守・双六一を硬派に演じ、カラフルな個性を持つキャラクターたちを取りまとめる役を担う。多彩なミュージカルナンバーや白熱のバトルが披露され、約2時間をキャストたちがハイスピードに駆け抜けた。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。

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囲み取材にはジューゴ役の赤澤、ウノ役の北園、ロック役の汐崎、ニコ役の安川、双六一役の郷本、そして脚本・演出を担当する川尻恵太が登壇。初日を前にした赤澤は「キャスト1人ひとりもいいバカが揃って、稽古からずっと明るい現場です。全員で一体感のある舞台をお届けできれば」と意気込みを語る。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。赤澤燈演じるジューゴ。

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北園は「共演者たちと触れ合ううち、舞台上以外でも『ナンバカ』っぽい雰囲気になったりして、それがまた楽しくて。キャスト全員で真面目にバカやってますので、お客さんのリアクションが楽しみです」と期待を述べる。汐崎は「衣装を着て通し稽古をしたあとは、ふと『ジューゴ!』とか、役名で呼びかけてしまうんです。それくらい原作そのままの空気ができあがってまして、劇場に入って、みんなのボルテージがより上がっております」と笑顔を見せた。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。北園涼演じるウノ。

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安川は「原作マンガでは描かれていない舞台ならではの部分もありますので、そこも楽しんでいただきたいです。最後まで本気でバカをやっていきます」と力強くコメント。郷本は「2時間弱が、あっという間の作品になっているはずです。私はコンタクトレンズが苦手で、メイクさんに入れてもらっているので、千秋楽までになんとか自分で入れられるようにしたいです」と苦笑いを浮かべた。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。汐崎アイル演じるロック。

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川尻は作品について「脚本の分量が普段書いている1.5倍ぐらいの長さになったのですが、稽古してみたらいつもより短くなっていました。つまり普段の1.5倍速い疾走感があるんです。歌、踊り、殺陣、映像など、いろんな要素があって、何でも入った“カラフルな幕の内弁当”みたいな作品です」と語った。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。安川純平演じるニコ。

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記者から、本番前にテンションを上げるためにやっていることを聞かれた赤澤は「『テンション、テンション!』って自分に言い聞かせてます」と回答。すると郷本は「“ハイテンションコメディ”みたいな作品に限って、裏では役者が案外静かなんです。本番で(テンションを)上げるために温存してるんでしょうね」と明かした。川尻は「前半に歌うシーンがありすぎて、みんなヘロヘロになるところが見どころです」と笑いを誘いつつ「お客様にも盛り上がっていただけるナンバーが多いのでお楽しみに」と呼びかけた。最後に赤澤は「個性的な歌やダンスがあるので、“囚人の友”として間近で体感してほしいです」と締めくくった。

「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」公開ゲネプロより。郷本直也演じる双六一。

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公演は9月24日まで。なお本作のDVDが、12月20日にリリースされることも決定。稽古風景や初日と千秋楽に密着したドキュメントの映像特典も収録される。

※高木俊の「高」ははしご高が正式表記。

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「超!脱獄歌劇『ナンバカ』」

2017年9月14日(木)~24日(日)
東京都 Zeppブルーシアター六本木

原作:双又翔(comico)
脚本・演出:川尻恵太

キャスト

ジューゴ:赤澤燈
ウノ:北園涼
ロック:汐崎アイル
ニコ:安川純平

三葉キジ:Kimeru
四桜犬士郎:内海大輔
悟空猿門:橋本汰斗
一声三鶴:高木俊(※「高」ははしご高が正式表記。)

九十九:内海啓貴
ムサシ:宮元英光
リャン:星乃勇太

五代大和:稲垣成弥
七夕星太郎:奥山敬人
双六仁志:野見山拳太

双六一:郷本直也

百式百子:明坂聡美(声の出演)
ウパ:小林ゆう(声の出演)

能登屋ヒヒ丸、大輝、鶴田彩人、木村充希

「ナンゲキキャストとナンバカ声優の面会室」

2017年9月20日(水)19:00開演回(終演後)
出演:上村祐翔、小林大紀、赤澤燈、安川純平、Kimeru

2017年9月21日(木)19:00開演回(終演後)
出演:柿原徹也、北園涼、汐崎アイル、奥山敬人

※初出時、人名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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(c)超!脱獄歌劇「ナンバカ」製作委員会 2017

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