9月から東京を皮切りに上演される「ミッドナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~」の製作発表が、本日6月28日に行われた。
本作は結婚式を翌日に控えた男女がバリを舞台に繰り広げる“毒舌ラブコメディ”。製作発表にはキャストの
5年ぶりの舞台出演となる栗山は「久しぶりの舞台で緊張していますが、素敵な共演者に支えていただきながら、楽しく取り組めたらと思います」と緊張気味な様子。作品については、「登場人物が4人とも人間らしく愛されるキャラクターとして描かれています。それぞれ思っていることをぶつけ合って、最後には家族愛が残るような作品です。脚本が面白いからこそ、きちんと演じ、楽しんでいただけるよう務めたいです」と意気込みを語った。
溝端が「生まれて初めてワンショルダーを着させていただき、今すごく布が欲しいです」とコメントすると登壇者からも笑いが起こる。本作については「欠点はあるけれどチャーミングな4人の会話劇です。笑いどころやハートフルな場面もあり、気楽に観て楽しんでいただける舞台になると思います。ぜひご来場ください」と観客に呼びかけた。さらに「劇中で浅田さんと栗山さんがバチバチするので、僕が演じる治は、それを処理する爆弾処理班なんです。言いたいことを言い合っている2人も魅力的だと思いますので、素敵なシーンになりそうです」と述べた。
18年ぶりの舞台出演となる浅田は「私は初舞台が、シアタークリエの前身の芸術座だったので、初心に戻ってがんばりたいです。台本を読んだだけでも楽しいお話でしたので、稽古がとても楽しみです」と笑顔を見せた。中村は「この会場に向かうエレベーターの中で、みんなから『王様みたい』と言われました」とエピソードを明かす。「台本はあまりに面白いストーリーでした。演出は映画『
現在NHKで放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」で脚本を担当している岡田は、「ややこしいタイトルをつけてしまってすいません」と謝辞を述べ、会場の笑いを誘う。作品については、「恋人や夫婦で観に来ていただいても、帰り道に嫌な空気が生まれることのないお芝居です。濃密な会話劇ということで自由に書かせていただきました。女とは? 男とは? 夫婦とは? というのが、じんわりくるような舞台になると思います」と語った。
今回が舞台初演出となる深川は「8月から稽古が始まりますので、いろんなことを考えながらチャレンジしていきたいです。台本にない、歌や演奏、踊りだったりをぶっこんでみようかなと思っております」と展望を明かす。また今回初顔合わせとなる俳優について、「パブリックイメージとはちょっと違う役になると思います。いつも面白いイメージの浅田さんが、ドキッとするような怖いセリフを言ったり、栗山さんは美人で完璧なスタイルですが、こんな悪態をつくんだとか、溝端さんは好青年なイメージですが、情けないような、扇の要の悲しさが出るような役どころです。それぞれが実は持ってるけど、世の中にまだ知られていないエッセンスを抽出して膨らませていきたいです」と語った。
本作は9月15日から29日まで東京・シアタークリエで上演され、その後、静岡・愛知・大阪・福岡など各地を巡回する。