近江谷太朗のyataPro第2弾、売れない役者が被災した故郷に「エール！」

yataPro「エール！」が9月9日から18日まで東京・テアトルBONBONにて上演される。

近江谷太朗がプロデュースする、yataProの第2弾。50歳を過ぎてもなお夢を追いかけている売れない俳優の井手辰彦は、故郷で起こった大災害を機に、避難所へと駆け付ける。しかし家族や同級生たちは疲れて果てていて……。辰彦はそんな彼らを見て「俺がなんとかする！」と立ち上がるのだった。

作・演出を、劇団東京フェスティバルのきたむらけんじが手がけ、近江谷のほか、今拓哉や西牟田恵、藤井びんらがキャストに名を連ねる。きたむらは上演に向けて、「観終わったあと、ほんの少し緊張がほぐれる…そんな芝居になったら良いなと思っています」と思いを語っている。

きたむらけんじコメント

人はひとりで生きられないのに、なぜか意地を張ってしまうコトってありませんか?
例えば、大きな災害が起きたとき…誰かに頼らなければいけなくなって。
人に「ありがとう」と言ってばかりの毎日がつづくと「感謝疲労」なんて問題が
実際、被災地では起きているそうです。
そうなると逆に、感謝されないと怒る支援者なんかも出てきそうです。
他人には隠しておきたい家族のトラブルなんかが明らかになったり…
そんな様子を描いたのが舞台『エール!』です。
観終わったあと、ほんの少し緊張がほぐれる
…そんな芝居になったら良いなと思っています。