東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」中国で舞台化、日本語字幕付き

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が、10月27日から11月19日まで中国・上海蘭心大戯院にて上演される。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、2012年に発売された東野圭吾のベストセラー小説。同じ養護施設で育った敦也ら3人組と、ナミヤ雑貨店店主・浪矢雄治の時を超えた交流を描くファンタジーだ。日本では演劇集団キャラメルボックスによって舞台化されたほか、9月には廣木隆一監督、Hey! Say! JUMPの山田涼介主演による映画版が公開される。

監督（演出）を務めるのは、SFファンタジー、ブロードウェイ作品などを手がけてきた劉方祺。上演決定にあたって劉は「小説で描かれる時空の交わりと心に刻まれる登場人物の感情を、舞台上で最大限に表現し、必ずたくさんの期待に応えます」と意気込みを語っている。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、10月から11月にかけて上海蘭心大戯院で上演されたのち、2018年2月から中国各都市を巡演予定。なお本公演は、中国在住の日本人向けに日本語字幕付きで上演される。

劉方祺コメント

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」という暖かい作品を作って頂いた東野圭吾先生に大変感謝しております。初めて原作を読んだ時に、深く感動して何度も涙がこぼれました。読む度に新しい感動がもらえます。この素晴らしい作品を舞台化するチャンスに恵まれて、とても光栄です。
小説で描かれる時空の交わりと心に刻まれる登場人物の感情を、舞台上で最大限に表現し、必ずたくさんの期待に応えます。