くらやみダンスの“本格SF冒険活劇”、記憶を取り戻すサイバー空間の旅

くらやみダンスの新作「空耳の恋人」が3月より上演される。

くらやみダンスは早稲田大学の学生によって2014年に結成され、これまで7作の長編作品を披露してきた。“本格SF冒険活劇”となる「空耳の恋人」は電気羊に乗り、サイバー空間の燕を駆除するサラリーマン・水谷が主人公。ある日自身の記憶のズレや喪失を引き起こした彼は、電気羊が見る夢が関係していることを突き止め、サイバー空間へ記憶を取り戻すための旅に出る。公演は3月14・15日に大阪・道頓堀ZAZA HOUSE、25日から27日に東京・早稲田小劇場どらま館、4月1・2日に福井・小浜市まちの駅・旭座の3会場で行われる。

なお劇団のオフィシャルYouTubeアカウントでは、過去作品「糸の思案」および「スケルトンの呼吸」本編を公開中。2作は「空耳の恋人」上演期間中限定で鑑賞できる。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

岡本セキユ コメント

「空耳の恋人」ツアーは、くらやみダンス立ち上げから約2年半の活動を締めくくるような公演。くらやみダンスとかかわりの深い盤石な俳優・スタッフ陣でツアーに出られることにとてもワクワクしている。3都市でまったく雰囲気の異なる劇場での上演、守りに入ってしまうような作品づくりを行うのではなく、新たなくらやみダンスを各地で探っていければ。