「ガラスの仮面」稽古場公開、貫地谷しほり「再演のプレッシャー」に向き合う

「ガラスの仮面」の稽古場が昨日8月25日に報道陣に公開され、出演者の貫地谷しほり、マイコ、一路真輝の3人が囲み取材に応じた。

美内すずえによるマンガ「ガラスの仮面」を原作とする本作。2014年の舞台版と同じく脚本・演出をG2が担当し、貫地谷をはじめとした主要キャストが引き続き出演する。前作同様、主人公の北島マヤと永遠のライバル・姫川亜弓が「ふたりの王女」を演じるストーリーに加え、新しいエピソードも追加されるという。

北島マヤ役を務める貫地谷は「マンガが連載40周年ということで、どのキャラクターも大人気なんですよね。原作ファンの期待を裏切らないようにプレッシャーを抱えながら今回も演じています。しかも今回は再演ですので、前回を越えなければ……みたいなところで余計にプレッシャーがかかっています」と正直な思いを打ち明ける。

姫川亜弓役のマイコは、公開稽古を振り返って「緊張して震えていました」とひと言。「2年前に演じたはずなんですけど、新たな壁がたくさんあって。正直、今は頭の中が舞台のことでいっぱいです。家でも時間があればブツブツブツブツ、セリフを唱えています」と笑い、夫となった妻夫木聡も舞台に専念するよう気を遣ってくれているという近況を明かした。

「役作りという意味では一度やっているので。それをさらに深めていく、膨らませていくという意味ではプレッシャーはありますけど、最初の頃より気持ちは入りやすいですね」と答えたのは、月影千草役を演じる一路。2人に「気合いを入れてほしくて」と手製の弁当を差し入れているエピソードを披露し、カンパニーの雰囲気のよさをうかがわせた。

なお3人は揃いのTシャツを着て登場。このTシャツは2年前の公演時に制作されたもので、貫地谷が描いたイラストがプリントされている。マイコと一路は「早く今回バージョンのが着たい」と心待ちにしていた。

「ガラスの仮面」は、9月1日から11日まで大阪・大阪松竹座、9月16日から26日まで東京・新橋演舞場で上演される。