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バラバラ殺人事件もとに夫婦描く「ひかりをあててしぼる」映画化、忍成修吾主演

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映画「ひかりをあててしぼる」より。

映画「ひかりをあててしぼる」より。

坂牧良太の脚本・演出により、2011年に上演された「ひかりをあててしぼる」。2006年に東京・渋谷で起こった“渋谷エリートバラバラ殺人事件”をモチーフにした今作が、今度は映画化され、11月下旬に東京・ユーロスペースにて公開される。

「ひかりをあててしぼる」は、ある秘密を抱える夫婦の姿を捉えた人間ドラマ。坂牧はこのたび自らメガホンをとり、舞台に続いて映像化に挑んだ。映画では夫・谷中浩平役を忍成修吾、その妻・智美役を派谷恵美が演じ、妻の堕胎や高級マンションに住むための借金、夫の暴力などによって、夫婦関係が次第に崩壊していくさまを描く。そのほか出演者には桜井ユキ、Erina、江口亜衣子川連廣明真田幹也永山たかしが名を連ねた。

YouTubeにて公開された予告編には、智美が「なんでこんなに金も肩書きもない男と結婚しちゃったんだろう」とつぶやくシーンや、浩平が智美に激しく暴力を振るう様子、そして浩平が「別れてください」と懇願する姿などが収められている。

忍成修吾コメント

これを愛と感じるのか恐怖と感じるのか。
観ていただく方次第だとは思いますが、実在の事件をもとにした話だと聞いた時、ぞっとしたのを覚えています。
言葉にするには難しい感情を話し合ったり、動いて確認したり、また考えてみたり、直感で演じてみたり、現場ではいろいろな方法を試しながら作品をつくっていきました。
少し異質なお話。だけど実際に起こってしまった事件のお話です。

派谷恵美コメント

顔の似ている夫婦は良い夫婦だと聞いたことがあります。
映像の中で、浩平と智美の顔が似て見えるのが非常に印象的でした。
センセーショナルな事件に共感することは難しいですが、
果たして一度も正気を失わない夫婦関係などあるのでしょうか。
この映画を観て、全ての男と女とは密室で生きているのだと思いました。

永山たかしコメント

とても思い入れのある作品が世の中に出て行く事を嬉しく思います。
なかなか過激な内容なのでひかりがあたらないまましぼられてしまうのでは?なんて心配していましたが、
公開決定という事で、この時代に必要なエンターテイメントなのでしょう。
思い入れのある作品と書きましたが、自分の表現方法がそれまでとは大きく変わった、変えられたからです。
笑える内容ではないですが、フィクションとして大いに笑っていただけたら幸いです。

(c)2016 ひかりをあててしぼる製作委員会

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