時間堂「シリーズ発掘」第2弾、ミハイル・ブルガーコフのブラックコメディ

「時間堂シリーズ発掘02『ゾーヤ・ペーリツのアパート』」が、7月29日から31日まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて上演される。

時間堂が世界の名作戯曲を発掘し上演する、「シリーズ発掘」の第2弾となる本企画。今回はロシアの作家、ミハイル・ブルガーコフの作品を、秋月準也の翻訳により上演する。出演者には時間堂メンバーに加え、文学座の得丸伸二らが名を連ねた。音楽は第6回読売演劇大賞にて優秀スタッフ賞を受賞した、後藤浩明が担当。後藤が作曲した作品を、俳優たちが生演奏で披露する。演出は黒澤世莉。

物語の舞台は1920年代のソビエト連邦。個人の自由が厳しく規制され監視される世界で、革命により財産を失ったゾーヤが“縫製アトリエ”を開くが、その正体は娼婦の館だった。貴族、詐欺師、成金商人、麻薬密売人、汚職役人、死体男たちが入り乱れ、繰り広げられるブラックコメディだ。

なお「ゾヤペを10倍楽しむ方法」として、ロシア勉強会やワークインプログレス、アフターイベントなど各種企画が予定されている。詳細は公式サイトにて確認を。