「五月大歌舞伎」和史初お目見得に菊五郎、吉右衛門、菊之助が代わって挨拶

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本日5月2日に「團菊祭五月大歌舞伎」が東京・歌舞伎座にて開幕。尾上菊之助の2歳の長男・寺嶋和史が、「勢獅子音羽花籠」で初お目見得を果たした。

「團菊祭五月大歌舞伎」チラシ

「團菊祭五月大歌舞伎」チラシ

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割れんばかりの拍手の中、菊之助に手を引かれて登場した和史。なんと花道の半ばで転んでしまい、そのまま菊之助に抱きかかえられ登場した。眠さと恥ずかしさからか終始手の甲で両目を押さえた和史。その愛らしさに客席からはため息がもれた。そして尾上菊五郎中村吉右衛門、菊之助と和史が本舞台に並び、3世代4人が勢揃いで挨拶を始める。

菊五郎は「播磨屋さん(吉右衛門)と私の孫でございます、和史の初お目見えを……」と言い、目を押さえたままの和史に目をやると、「ふー」とひと息。会場は笑いに包まれた。「幼き者ではございますが、何卒今後とも末永いご贔屓のほど、ひとえにお願い申し上げまする」と挨拶をすると、吉右衛門も「和史はまだご覧のとおり、海の物とも山の物ともわかりませんが、どうか皆さまの温かきご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」と続け、会場には温かい掛け声が飛び交った。

最後に菊之助が「(和史)は、この通りご挨拶にはまだ少し足りませんが、ゆくゆくは一廉の役者となりますよう、皆さまのご贔屓お引き立てのほど、ひとえにお願い申し上げまする」と述べ、中村梅玉の音頭で一同手締め。幕が閉じる直前には、緊張がとけた和史が笑顔で手を振る姿も見せ、客席のみならず舞台の出演者までも一同笑顔で締めくくられた。

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「團菊祭五月大歌舞伎」

2016年5月2日(月)~26日(木)
東京都 歌舞伎座

昼の部:「鵺退治」「寺子屋」「十六夜清心」「楼門五三桐」
夜の部:「勢獅子音羽花籠」「三人吉三巴白浪」「時今也桔梗旗揚」「男女道成寺」

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[エンタメ]「五月大歌舞伎」和史初お目見得に菊五郎、吉右衛門、菊之助が代わって挨拶 - ナタリー https://t.co/4gbn35rrvk 「勢獅子音羽花籠」より。左から中村吉右衛門、尾上菊之助、寺嶋和史、尾上菊五郎。 大きなサイズで見る(全4枚). 本日5月2日に「團菊…

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