「甘やかしちゃいけない」河原雅彦、「市場三郎」で初座長の濱田崇裕に愛のムチ

濱田崇裕（ジャニーズWEST）が主演を務める「歌喜劇 / 市場三郎～温泉街の恋」が、本日4月22日より東京・グローブ座で上演される。初日の本日には取材会が行われ、濱田と共演者の入山法子、演出の河原雅彦が出席した。

「歌喜劇 / 市場三郎～温泉街の恋」は濱田演じる主人公・市場三郎が、社員旅行で訪れた温泉宿で巻き起こす騒動や恋模様を描いた物語。演者によるアカペラも用いてそれぞれのセリフを語る“歌喜劇”で、脚本は福田転球が手がけた。CDデビューから2年で単独初座長を務める濱田、彼の恋人役である入山のほか、大堀こういち、玉置孝匡、高木稟、前田悟、山岸門人、まりゑ、シューレスジョー、松之木天辺といった個性豊かな俳優陣が脇を固める。

濱田は集まった報道陣を前に「こんなにたくさんの人が集まってくれて、早くも緊張してます」と驚くが、河原は「（濱田は）初座長なので、とにかく盛り上げてやろうと思ってます。ここにいる人は半分はサクラだからね（笑）」と告げて笑わせる。また、“歌喜劇”という新しい舞台の形式について尋ねられた濱田が「喜劇のセリフの中に、アカペラで歌が入ってくるので……」と言葉に詰まり、助けを求める視線を河原に送ると「こういうとき甘やかしちゃいけないからね。自分の言葉で言いなさい（笑）」と言い放ち、濱田をうろたえさせていた。

劇中で多くの歌が歌われる今作の稽古を、入山は「すごく不思議な空気になるので、最初はとてもとまどいました」と振り返る。しかし濱田曰く「みんなで自主練もした」という歌の稽古を重ねて出演者たちの息も合い、今では楽屋裏でもすぐに合唱が起こるほど歌に慣れ親しんだとのこと。河原は「歌を生業にしていない役者さんがほとんどですけど、『こんなにやるの!?』っていうぐらいみんな練習して。そうしたらちゃんとハモれるようになりましたね」と出演者たちの努力を絶賛した。

明日4月23日でジャニーズWESTがCDデビュー2周年を迎えることについて尋ねられると、濱田は「この舞台を通じてもっと大きくなりたいです。メンバーが観に来てくれる日も決まってるし、『いってらっしゃい』って送り出してくれたので」とグループに対する思いを語り、「初座長ということで緊張はしてますが、緊張せずにやれるかで舞台は決まってくるので。力を合わせてがんばります」と意気込みを明かした。

「歌喜劇 / 市場三郎～温泉街の恋」はグローブ座で4月22日から5月8日まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで5月13日から15日まで上演される。