福岡・小倉の紫川で語り部がつづる橋の物語、脚本・演出は市原幹也

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福岡・小倉で毎年行われてきた恒例イベント「紫川 語り部屋形舟」が、今年も開催される。

過去に行われた「紫川 語り部屋形舟」の様子。

過去に行われた「紫川 語り部屋形舟」の様子。

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「紫川 語り部屋形舟」は、小倉を流れる紫川にかかる10本の橋の物語を、“語り部”たちが唄と名調子で語って聴かせるイベント。市の事業として2013年にスタートし、毎年3月末に上演されてきたが、2015年3月で終了する予定だった。しかし、好評を受けて実行委員会が結成され、継続が決定。さらに今年は3月26・27日に加え、4月29・30日、5月1・3・4・5日にも開催されることになり、乗船の機会が増えた。

市原幹也

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脚本・演出を手がけるのは、のこされ劇場≡主宰で、前・枝光本町商店街アイアンシアター芸術監督、現・演劇センターF芸術監督の市原幹也。初演以来、毎回少しずつ改訂を加えながら上演を重ねている。市原は「東京でもなく海外でもなく、北九州の紫川だからこそ体験できる作品です。ぜひお楽しみください」と意気込みを語っている。

上演にあたって市原からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。

市原幹也コメント

今年4年目となる『紫川 語り部屋形船』は北九州市の水環境課という河川事業や整備を行なう部署からの「綺麗に生まれ変わった紫川をもっと楽しんでもらいたい」という思いから始まっています。そこで屋形船で語り部がその魅力を語る演劇作品を依頼されました。私は紫川に並ぶパブリックアートとも言える「紫川10橋」に着目し、当時の資料や関係者をあたったり、整備事業を立ち上げた当時の市長からも直接お話を伺いました。10の橋の物語が編み込また脚本は、実際の紫川のロケーションと呼応した構成を持つ独特なものになりました。それを演じるのは北九州に暮らす地元劇団の俳優たちと一般公募で集まった市民です。こうして、ここでしか上演できないサイトスペシフィックな演劇作品となりました。昨年は1日に約15公演を運行するにも関わらず最大3時間待ちという大人気コンテンツに発展しました。東京でもなく海外でもなく、北九州の紫川だからこそ体験できる作品です。ぜひお楽しみください。

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えりお @ELLIo_T

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