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「猟銃」開幕、ジラール「中谷美紀さんは一番満足できるコラボレーター」

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「猟銃」ゲネプロの様子。

「猟銃」ゲネプロの様子。

「猟銃」が、本日4月2日より東京・PARCO劇場にて上演される。昨日4月1日、同会場にて会見が行われた。

本作は、2011年に日本やカナダで上演された舞台の再演。本作にて初舞台初主演を果たした中谷は、初演時に読売演劇大賞にて優秀女優賞、紀伊國屋演劇賞にて個人賞を受賞している。演出は、映画「レッド・バイオリン」「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」などの監督としても知られるフランソワ・ジラール、共演はフィジカルアクターのロドリーグ・プロトーが務めている。原作となった井上靖の同名小説は、1人の男の13年にわたる不倫の恋を、妻・愛人・愛人の娘から届いた3通の手紙を通じて浮き彫りにする物語で、中谷は3人の女性を1人で演じ、それぞれが秘める思いを体現していく。

ゲネプロ前に行われた会見には、20歳の女性・薔子に扮した中谷、そしてプロトーとジラールが出席。ほぼ1人で話し続ける独白形式の本作に関して、中谷は「初演の際はセリフを覚えるのに1カ月かかりました」と苦労を打ち明けた。しかし今回、中谷に用意された準備期間はわずか10日間ほど。PARCO劇場が改修のため年内に一時閉館するため、「どうせ閉まるんだし、1つくらい(プログラムが)なくなってもいいんじゃないかな……」とまで思っていたと笑う中谷。しかし劇場プロデューサーから「あなたが主演しないんだったらほかのもっと素敵な女優で再演するから」とはっぱをかけられ、出演することを決意したという。

2007年にジラールが手がけた映画「シルク」で彼と初めて組んだ中谷は、「自分に自信がなく、舞台からずっと逃げ続けていましたが、彼との出会いはすべてを払拭してくれました。そもそも人間は何も持たずに生まれてきたんだということを教えてくれ、演劇界の父であり母でもある温かい演出家です」と言及。それを受けてジラールは「今から本当のことを言うけど、お世辞に聞こえたらすみませんね」と釘を刺し、「私にとって美紀さんは、演出家として一番満足できるコラボレーター。彼女は我々とディスカッションしたことを、すぐに魔法のように演技に反映される。芝居を見ていて全然飽きないし、その分、私自身も大きな責任を感じています」と伝えた。

「猟銃」は東京での公演後、新潟、京都、愛知、兵庫、福岡へと巡回する。

PARCO PRODUCTION「猟銃」

2016年4月2日(土)~24日(日)
東京都 PARCO劇場

2016年5月4日(水祝)
新潟県 りゅーとぴあ・劇場

2016年5月7日(土)~9日(月)
京都府 ロームシアター京都 サウスホール

2016年5月14日(土)・15日(日)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

2016年5月21日(土)・22日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2016年5月27日(金)~29日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 中劇場

原作:井上靖(「猟銃」)
翻案:セルジュ・ラモット
日本語監修:鴨下信一
演出:フランソワ・ジラール
出演:中谷美紀、ロドリーグ・プロトー

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