[THA BLUE HERB] 「札幌」から自分たちのルーツを語る
2007年3月20日 16:47
2002年に発売されたアルバム「Sell Our Soul」以降、再び本格的な活動に入る
インタビューは、長年の東京に対するアンチの姿勢の原点ともいえる「札幌で音楽を創ること」をテーマに展開。「今はもう地理的有利とか関係ないでしょ。10年くらい前だったら、やっぱり東京の方が、情報もあったし、何でも集中してたけど。今はインターネットとかあるからさ、もう関係ないよね」(ILL-BOSSTINO)、「雪あると静かだし冬の方が曲作っている気がするね。寒い時に曲作る方がスムースだよ」(O.N.O)といった発言をはじめ、スピリチュアルな面から、そして札幌という街の歴史・文化的な意味を語る「都市論」まで、非常に含蓄のあるインタビューになっている。
「PHASE3」はサンプリングなしで、自分で弾いて打ち込むというスタイルに変わったというO.N.O。打ち込みにはLogicを使い、iPodは音の聞こえかたや鳴り方のチェックのためにいつも持ち歩いているという。
まもなくドロップされるアルバムを前に期待は高まるばかり。このインタビューで彼らの「札幌」というルーツを予習しておくことには十分な意味があるはずだ。