神奈川県出身で、グループではリーダーを務めているリョウガ。彼の晴れ姿を目に焼き付けようと、会場には指定観覧エリアの当選者145名を含む約500名の8号車(超特急ファンの呼称)が集まった。イベント開始時刻を迎えると、会場にはリョウガがセンターを務めるメタル調のアップチューン「メタルなかよし」が鳴り響く。警察の制服姿で姿を見せたリョウガはステージに立ち並ぶ警察関係者に拍手で迎えられる中、舞台中央でキリッと敬礼してみせた。
神奈川県警から交通安全大使を委嘱されると、リョウガは「私は交通安全大使として、神奈川県の交通事故を抑止すべく、交通安全情報を広く発信し、横浜の街中でも、湘南の海沿いでも、箱根の山道でも、すべての道が安心と笑顔でつながるように責任と誇りを持って行動することをここに宣言します」と決意表明。普段よりもどことなく背筋を伸ばし、凛とした面持ちで関係者の挨拶に耳を傾け、笑顔で記念写真の撮影に応じた。
しばしのインターバルののち、イベント後半にはトークショーが行われた。ステージに再登場したリョウガが着用していたのは、白バイ隊員の制服。思わぬ衣替えに観覧エリアからは黄色い歓声が上がり、リョウガはこの“早着替え”に「ライブかと思いました」と冗談めかして笑顔を見せた。トークショーでは、主に自転車の交通ルールについて学んだリョウガと8号車。現役白バイ隊員から「来年から自転車の悪質な違反には自動車と同じ青切符が切られる」と伝えられると会場からは「へえー」という声が漏れ、これにリョウガは「知らなかった方もけっこういるみたいですね」と反応する。
また、神奈川県警察の公式アプリ「かながわポリス」に搭載されている交通学習機能「スマートチリリンスクール」から、リョウガに交通安全クイズが出題される場面も。「答えを外したら交通安全大使を剥奪とか、ないですよね?」と恐る恐る1問目に臨んだリョウガだったが、「自転車を押して歩いているときは『歩行者』『車』『どちらでもない』どれに該当する?」という問いで不正解を出してしまう(正解は『歩行者』)。背水の陣で挑んだ2問目では実際に体を動かしながら考えて答えを導き出し、「ヨシッ!」と拳を握っていた。
クイズコーナーを終え、「自転車は道路の一番左側を走行する」という大切なルールを改めて学んだところで、リョウガは8号車をリードして「皆さ~ん、自転車はなんの仲間ですか? そう、車です! 歩道を走ったりとかダメだよ。そして、道路のどちら側を走りますか? せーの、左~!」と交通ルールを復唱。「日常的に自転車に乗っている方もいらっしゃると思いますから、事故を起こさないように。そして事故に巻き込まれないうように気をつけてください」と呼びかけ、交通安全大使としての役目をしっかりと果たしてトークショーを結んだ。
その後に行われた囲み取材では、イベントの感想などを語ったリョウガ。交通安全大使を委嘱された心境について問われると「すごくうれしい反面、責任を感じる任務を任されたなと。自転車に乗る機会は最近はないとはいえ、車を運転することはたまにありますので、道路の安全、皆さんが生活するところでの安心安全を心がけるというのは常日頃心に思っていることです。自分ができることを全身全霊でやりたいなと思いました」と真剣に思いを語る。また、今回披露した2着の制服姿については「僕、普段めちゃくちゃ猫背なんですけど、制服を着ている間はそれが直っちゃうくらいの気の引き締まり方だなと思いました」とひと言。「小学生の頃の将来の夢が警察官だったので、それが叶ったような気持ちでうれしいです」と笑顔を浮かべる。
やりとりの中では、リョウガの8号車への深い信頼がうかがえる場面も。「僕自身が全力でできることをするのは前提として、8号車って普段から団結力や拡散力がすごくて」と切り出した彼は「こうやって安全を訴えることや、こういうルールがあるんだよと知ってもらうことについて、8号車と一緒に広めていくことはできるだろうなと思うので、すごく安心してます。みんなで一丸となってより多くの方々に交通安全について説いていきたいなと思います」と続ける。そして「事故や悲惨なニュース、中にはどうしようもないものもあるかもしれないけど、少しの意識で防げるものもあると思う。そういう意識作りに全力で取り組んでいきたいと思います」と、決意を新たにしていた。
鬼太郎 @Aki43Gegege
爆イケだな
キャリア組かな https://t.co/UyGGVl65kY