アルテミスの翼インタビュー|大きな手応えを感じたデビュー5周年記念ワンマンライブがBlu-rayに

アルテミスの翼のデビュー5周年記念ワンマンライブ「Wings of Artemis 5th Anniversary ONEMAN LIVE」の模様を収めたBlu-rayが1月1日にリリースされた。

この5年間、体制の変更を繰り返しつつも、歩みを止めることなくステージに立ち続けてきたアルテミスの翼。デビュー5周年記念ライブはグループ史上最大規模のワンマンとして2025年10月に東京・ステラボールで行われ、アルテミスの翼のこれまでの歩みと最新の魅力を凝縮した一夜となった(参照:アルテミスの翼“これまで”と“今”を見せた5周年ワンマン、新曲「天才♡バズりーフェイス」初披露)。初期の楽曲から、アイドルシーンのトレンドを押さえた新曲「天才♡バズりーフェイス」までを網羅したセットリストや、多彩な衣装など見どころの多いライブだったが、メンバーはこの大舞台をどう受け止めたのか。ライブの感想や、Blu-rayで注目してほしいポイントなどを9人に語ってもらった。

取材・文 / 川崎龍也撮影 / はぎひさこ

「このメンバーならいけるんじゃないか」という強い手応え

──デビュー5周年ワンマンライブを会場で拝見させていただきましたが、本当に素晴らしいライブでした。歌声もダンスも含めて、皆さんが5年間をかけて積み重ねてきたものの大きさを感じました。初期メンバーであるアテナ・シオリさんは、この5年の歩みをどう感じていますか?

アテナ・シオリ 体感としては、思っていた以上に長かったです。デビューしてから今に至るまで、決してあっという間ではなく、濃くて長い時間でした。

アテナ・シオリ

アテナ・シオリ

──そうなんですね。

シオリ これまで体制が何度も変わって、メンバーの入れ替わりも激しかったですし、いい意味でも悪い意味でも落ち着かない時期が続いていて。「安定している」とは言えないような日々も正直多かったです。でも今いるメンバーは、芸歴が長い子も多いし、それぞれのスキルが高い。私の感覚だと今が一番メンバーのバランスがいいと感じています。ダンス、歌、ステージ上での自分の見せ方……いろんな要素のグラフが、すごくきれいな形になっている。だからライブも作りやすいんです。5周年ワンマンも、今の自分たちにできる最大の完成度まで持っていけた実感があります。2025年に入ってからやっと軌道に乗り始めたというか、「このメンバーならいけるんじゃないか」という強い手応えを感じることが増えました。

アルテミスの翼

アルテミスの翼

──2025年3月に加入したライブラ・ヒナさん、コイヌ・ユイさん、アフロディーテ・サクラさんは、この1年を振り返ってどんな思いがありますか?

ライブラ・ヒナ この1年で3年分くらいの経験をしたんじゃないかと思うくらい、濃い時間でした。普通に生活していたら味わえなかったであろう出来事がたくさんあって、ステージ上でのスキル面はもちろん、感情面でも学びが多かったです。大げさに聞こえるかもしれないですが、アイドルとしてだけじゃなくて、自分の人生にとってすごく大きな1年だったと感じています。

コイヌ・ユイ 私はアシスタントプロデューサーという肩書きで、メンバーとしての活動と裏方的な役割の両方を担う形で加入したんです。最初は「しっかりしなきゃ」とか、「真面目にがんばろう」と意気込んでいて……今ももちろんそう思っているんですけど(笑)、そんなにガチガチに真面目な人間でもないことが周りにバレてきて。ファンの方からはしっかり者というイメージを持たれることが多いですが、Xでサブアカウントを作って素の自分を出してみたら「こういう人だったんだ」「ギャップがあっていいね」と言ってもらえるようになりました。アルテミスの翼に入るときは真面目キャラでいこうと思っていたんですけど、うまくいかなかったです(笑)。ただ、アイドル歴自体は長いので、ブランクはあったものの、いっぱいいっぱいになることはなく、楽しみながら1年を過ごせました。

アフロディーテ・サクラ 本当にいろんなことがありすぎて、とにかく濃い1年でした。加入してすぐにメンバーのみんなと海外に行ってミュージックビデオの撮影をしたり……そんな経験はこれまでの人生で一度もなかったので、最初は不安が大きかったです。でも、メンバーのみんなが本当に優しくて、わからないことをたくさん教えてくれて、仲よくしてくれました。そのおかげで、なんとかこの1年を乗り越えられたと思います。アイドル歴は長いんですけど、まだまだ未熟な部分が多いなと痛感することが多かったです。それでも、新メンバーとして加入したからには、新しい風をグループに持ってこられるようにがんばりたいと思って活動してきました。アルテミスの翼に入ってから応援してくださるファンの方が増えたので、グループがさらに大きくなるための力になれたらと考えています。

アフロディーテ・サクラ

アフロディーテ・サクラ

先輩たちに後光が差していた

──デビュー5周年記念ライブは5年間の歩みと今の勢いがまっすぐに伝わってくる、とても濃密なステージでしたね。

シオリ 単純に、すごく楽しかったですし、「今までやってきてよかったな」と心から思えた日でした。苦しい時期もたくさんありましたけど、あの日のMCでも話したように、どんなときもあきらめずにアルテミスの翼を続けてきて本当によかったなって。客席の景色を見た瞬間にそう実感できるくらい満足度の高いライブでした。

ペルセウス・ツカサちゃん 今回のワンマンはかわいい系、カッコいい系と曲をブロックごとにテーマを分けてて、それに合わせて衣装の早着替えを取り入れたんです。各メンバーにスタッフさんが1人ずつ付いてくださり、楽屋に戻って全員でバタバタと着替えるという(笑)。

キアラ あれは大変だったね。

ツカサちゃん リハではギリギリだったんですけど、本番でも間に合ってホッとしました。

ペルセウス・ツカサちゃん

ペルセウス・ツカサちゃん

カシオペア・キアラ 私は今回、初めて家族や友達をワンマンに招待しました。ワンマンはいつも東京開催なので、名古屋出身の私はなかなか家族に観てもらう機会がなくて。それにこれまでは恥ずかしさもあり、「まだ呼ぶのは早いかな」と思ってしまっていたんですけど、今回は練習の段階から完成度の高さを感じられて、思いきって招待することにしました。それは自分にとって大きな変化で、観てくれた友達が「すごくよかった」と言ってくれましたし、アルテミスの翼の可能性を感じてもらえるライブになったんじゃないかなと思います。

──レッスンの段階から「いいライブになる」という手応えがあったんですね。

キアラ ありました。前回のワンマンより確実にレベルアップしているなと。友達に「アイドルってすごいね」「本当にアイドルやってたんだ!」と言われてうれしかったです。

ユニコーン・リョーカ 早着替えが多かったこともあって、体感としてはあっという間にライブが終わりました。でもその裏側には、いつも以上に時間をかけて準備した過程があります。ただ、開催1カ月前の時点では不安が大きくて。そこから遠征先でもメンバー全員でミーティングをしたり、1日スタジオを押さえてスタッフさんや振付師さんにも来ていただいたり、一気にワンマンのモードになっていきました。立ち位置を覚え直す曲もあって大変だったんですけど、誰も嫌がらず、誰も面倒くさがらずに、全員がちゃんと向き合ってくれましたし、みんなで一丸となって進んでいる感覚があってうれしかったです。

トライアングル・オト ステラボールのような大きなステージでワンマンをやるのは初めてだったので、私も最初は期待より不安のほうが大きかったです。当日も相当緊張するだろうなと思っていたんですけど、いざステージに立ったら全然緊張しなくて、むしろそれが怖いくらいでした(笑)。今までのワンマンでは自分が一番活動の歴が短かったので「ちゃんとできるかな」「足を引っ張らないかな」と思ってしまうことが多かったけど、今回は「この曲ではこういう表情をしよう」など、自分の中で1つずつ整理しながらライブに臨めたのが大きな違いでした。

ドルフィン・カレン 本当に楽しかったという感想に尽きます。始まってから終わるまでが本当にあっという間でしたが、ステージからファンの皆さんの楽しそうな表情が見えましたし、フロアから伝わってくる熱量もすごくて。横にいるメンバーからも気合いが伝わってきました。早着替えも含めてずっとアドレナリンが出ているような状態で、「これこそがワンマンだな」と実感しました。

ヒナ 私たち新メンバーにとっては、加入してから初めてのワンマンでした。記念すべき5周年公演ということもあって、自分が想像していた以上にすごく大がかりなステージで。これまでにもアイドルとしてワンマンをやった経験はあったんですけど、自分が立ってきたどのステージよりも大きくて、装飾や演出も本当に豪華でした。アルテミスの翼の一員になったことを改めて実感しましたし、それと同時に「もっとがんばらなきゃいけないことがたくさんあるな」と痛感したライブでもありました。先輩たちの背中が本当にまぶしくて、一緒にステージに立ちながら「みんな、こんなにすごいんだ」と何度も思いました。

ライブラ・ヒナ

ライブラ・ヒナ

キアラ 私たちに後光が差してた?(笑)

一同 アハハハ。

ヒナ でも、本当に輝いてました! 自分としてもライブをやりきれたと思うんですけど、まだまだ足りていない部分も見えたので、反省と感謝の気持ちが同時に押し寄せたような、すごく貴重な機会でした。あの場に立てたことが本当にありがたかったです。

ユイ 今回のワンマンでは新曲を4曲披露して、そのうちの1曲「Brave heart」を最後に披露したんですけど、その締め方がすごくよかったなと感じました。映像で観てもライブがきれいにまとまっているし、「すごく素敵なワンマンだったな」と改めて思えたポイントでした。

コイヌ・ユイ

コイヌ・ユイ

サクラ レッスンのときは「みんなの足を引っ張らないかな」「5周年という節目のライブに自分が立っていいのかな」と不安が大きかったけど、「ジャンヌダルク」など私の加入後にライブであまり披露してこなかった曲も含めて、メンバーが何度も優しく教えてくれました。一緒に細かいところまで確認してくれて、本番ではその一体感を持ったままステージに立つことができて。ファンの皆さんの楽しそうな顔もたくさん見られましたし、本当に幸せな1日でした。