星屑スキャット、ついにNHKホールのステージに立つ
2005年に新宿2丁目で「星屑スキャット」と題したイベントを行ったことを機に始まった星屑スキャット。結成時は身内を含む10名そこそこの観客の前で各々の歌を披露していたが、いつの間にか“3人組グループ”として捉えられるようになり、2012年にシングル「マグネット・ジョーに気をつけろ」でCDデビューして以降、じわじわとファンを増やし、ついにはNHKホールを満員にするまでに。
そんな星屑スキャットにとって過去最大規模のキャパシティの会場となったNHKホール公演は、グループを支え続けているアーティストであり音楽家の
毒舌と自虐とユーモアを織り交ぜて
いくつものハイライトが生まれたこの日のライブ。中盤では“新宿2丁目発の本格派DIVAユニット”八方不美人がオリジナル曲「愛なんてジャンク!」で独壇場を見せたり、クライマックスではダイアナ・エクストラバガンザがフランク・シナトラの曲として知られる「マイ・ウェイ」を貫禄たっぷりに歌い上げたり、ゲスト陣も面目躍如のパフォーマンスを披露し観客を沸かせる。主役である星屑スキャットの3人も、新曲「adDRESS」を初披露したり、数多のヒット曲のカバーを織り交ぜつつ、20年前の映像を背に当時のステージをリバイバルするコーナーを設けたりと自分たちの変遷をさまざまな形で表現。さらにミッツを中心に、毒舌と自虐とユーモアが入り混じった丁々発止のトークで観客を何度も笑わせた。
NHKホールには魔物がいる
ライブ中に「NHKホールの魔物にやられてます。怨嗟と業を浴びて歌うのは幸せです」「(ここは)男が化粧なんかして立つような場所じゃなかったんですから」とかつては大先輩である美輪明宏もピーターも「紅白歌合戦」で立てなかったステージで歌っている重責を噛み締めていたミッツ。ギャランティーク和恵は「まさか20年前にこんな景色が見られるとは思ってなかったです。ひとえに皆さんの応援と私の忍耐のおかげです」と満足げに語り、メイリー・ムーは「続けろとも辞めろとも言われずに20年。この先も続けるかどうかはわかりませんが、当分はやめません!」と叫び爆笑を巻き起こした。
なお、ツアーは7月まで続くが、ミッツいわく「一度たりとも同じ公演はない」という。「やる曲も出てくる人も変わります。いきなり八方不美人やナジャ・グランディーバが出てきたりね。そこは幕が開いてのお楽しみ。それくらい滅茶苦茶でいいのよ!」と星屑スキャットとしてのスタンスを改めて表明した。
HOSHIKUZU SCAT TOUR 2025 "KMM"(※終了分は割愛)
2025年5月31日(土)福岡県 キャナルシティ劇場
2025年6月7日(土)長野県 長野市芸術館 メインホール
2025年6月15日(日)静岡県 富士市文化会館ロゼシアター 中ホール
2025年6月22日(日)石川県 金沢歌劇座
2025年6月29日(日)群馬県 メガネのイタガキ文化ホール伊勢崎(伊勢崎市文化会館)大ホール
2025年7月6日(日)高知県 高知県立県民文化ホール オレンジホール
2025年7月13日(日)愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2025年7月22日(火)神奈川県 関内ホール 大ホール
星屑スキャットofficial @hoshikuzu_scat
【メディア情報📷】
「音楽ナタリー」にHOSHIKUZU SCAT TOUR 2025 “KMM” ライブレポート掲載
5月17日(土) 東京 NHKホールのライブレポートが音楽ナタリーに掲載されました。
https://t.co/8cIR4ApGWD
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