Gran☆Ciel、5thワンマン「はじまりのPARADE」に満ちた未来への期待感

Gran☆Cielのワンマンライブ「Gran☆Ciel 5th one-man live -はじまりのPARADE-」が5月12日に東京・duo MUSIC EXCHANGEで開催された。

今年3月より新メンバーの益田くるみ、櫻かのん、麻乃愛可、松谷祐果を迎えて新体制になったGran☆Ciel。彼女たちは「夢ガチャ☆」で元気いっぱいにライブをスタートさせると、「蒼の向こう」「奇蹟はきっとMy Days」など、Gran☆Cielらしいさわやかなナンバーを笑顔で届けていく。ワンマン恒例のアコースティックコーナーではサウンドディレクターの平田博信（Swinging Popsicle）が奏でるアコースティックギター、吉田明広によるキーボードの音色とともに柔らかな歌声が会場に充満。新メンバーにとっては初のアコースティックコーナーとなったが、4人とも音楽を届ける喜びを顔ににじませていた。

ライブ中盤には「雲」「群青」といったエモーショナルなムードの楽曲や温かなポップソング「キミスキ」が並び、場内に情感が満ちる。さらに前体制のラストシングル曲「僕らの未来へ」、6月4日にリリースされる新体制初シングルの表題曲「はじまりのPARADE」が続けて披露されるなど、Gran☆Cielの歴史を感じさせる展開が観客の胸を打った。麻乃が「明日のことは今は忘れて、たくさん盛り上がっていきましょう！」と呼びかけたあとは、「Yakusoku」「Message!」などを畳みかけるラストスパートへ。そしてベイビーレイズJAPANから歌いつないでいる楽曲「閃光Believer」を経て、メンバーは「虹」を歌唱。晴れやかな表情でステージをあとにした。

「ナツオト」のパフォーマンスとともにライブがアンコールに突入すると、メンバーはバズーカを使って銀テープをフロアに発射。会場に華やかな空気が広がった。続くMCではシングル「はじまりのPARADE」のジャケット写真が公開され、それと同時に収録曲が明らかに。6月に定期公演および主催公演がスタートすること、12月27日に東京・渋谷ストリームホールで次回のワンマンライブが行われることも発表された。観客にGran☆Cielの未来に対する期待感を抱かせた7人は、その後「Everlong…」をラストナンバーとして披露し、フロアを巻き込んでシンガロングを繰り広げる。曲中には麻乃の「みんな大好きだ！」という声が会場にこだました。