ハロプロ現役メンバー大活躍、層の厚さをアピールした「ひなフェス」2日目

ハロー！プロジェクト所属のアイドルによるライブイベント「Hello! Project ひなフェス 2018」が、神奈川・パシフィコ横浜展示ホールA / Bで3月31日、4月1日の2日間に渡って開催された。ここでは2日目2公演の模様をレポートする。

ハロプロ所属アーティストが一堂に介し、ソロやシャッフルユニットなど1日限りのプログラムを展開する「ひなフェス」。2日目の昼公演「アンジュルム＆Juice=Juice プレミアム」では、アンジュルムとJuice=Juiceをフィーチャーしたステージが繰り広げられた。

ライブは全グループで歌うJuice=Juice「Wonderful World」でスタート。続けてウイルス性胃腸炎のため公演を欠席した金澤朋子を除くJuice=Juiceの6人が、「Vivid Midnight」「Never Never Surrender」を披露し、曲中にはメンバーの伸びやかな歌声が場内に響きわたる。観客を煽り「Fiesta! Fiesta!」で情熱的なダンスを披露したJuice=Juiceは、さらに「GIRLS BE AMBITIOUS」や4月18日発売のトリプルA面シングルに収録されるミドルナンバー「SEXY SEXY」を届け、トップバッターとして存分に会場の熱気を盛り上げた。

ハロプロ研修生の「正しい青春ってなんだろう」、一岡伶奈、高瀬くるみ、清野桃々姫、稲場愛香による℃-ute「Midnight Temptation」のパフォーマンスに続いては、つばきファクトリーがアップチューン「初恋サンライズ」、カントリー・ガールズがロックナンバー「Good Boy Bad Girl」、こぶしファクトリーがマイクスタンドで歌う「明日テンキになあれ」、モーニング娘。'18が結成20周年を記念した楽曲「五線譜のたすき」などをそれぞれ披露。ソロ曲とシャッフルユニットのコーナーではアンジュルムの川村文乃が℃-ute「キャンパスライフ～生まれて来てよかった～」をかわいらしい歌声で届け、アンジュルムの勝田里奈、上國料萌衣、船木結、Juice=Juiceの宮崎由加がモーニング娘。「女が目立って なぜイケナイ」をクールにパフォーマンスした。

全グループによる「桜ナイトフィーバー」のあとは、アンジュルムとJuice=Juiceの楽曲をほかのグループがカバーするブロックへ。カントリー・ガールズの山木梨沙、小関舞、つばきファクトリーがJuice=Juiceの「KEEP ON 上昇志向!!」、 こぶしファクトリーと一岡、高瀬、清野がアンジュルム「乙女の逆襲」、Juice=Juice「大人の事情」を歌ったほか、モー娘。と稲場はアンジュルムの人気ナンバー「カクゴして！」でファンを魅了した。

ライブ後半にはアンジュルムが連続でパフォーマンスを披露。最初に5月9日発売のニューシングルより「泣けないぜ…共感詐欺」をパフォーマンスした10人は、「私、ちょいとカワイイ裏番長」でファンと「ちょいカワ！」コールを繰り広げ、さらに「次々続々」「君だけじゃないさ...friends」といったナンバーを届けていった。ラストには出演者全員でスマイレージ時代の人気ナンバー「有頂天LOVE」を歌うプレミアムなパフォーマンスで昼公演を終えた。

今年の「ひなフェス」のラストを飾る2日目の夜公演は、結成21年目のモーニング娘。'18をフィーチャーした「モーニング娘。'18プレミアム」。まずは主役であるモーニング娘。'18が登場し、新曲「A gonna」から「TIKI BUN」「青春Say A-HA」と、モーニング娘。生みの親であるつんく♂作詞作曲のナンバー3連発でキレのあるパフォーマンスを見せる。短大への進学が決定し、6月にグループを卒業することを「ひなフェス」直前の3月27日に発表した尾形春水は「私にとって『ひなフェス』は今日がラストです。最後の『ひなフェス』を楽しめるようにモーニング娘。'18プレミアム盛り上げていきます！」と元気いっぱいに挨拶した。

その後はハロプロ現役メンバーがグループごとに次々登場。グループごとの個性が際立つ楽曲で、ハロプロの層の厚さをアピールした。シャッフルユニットのコーナーでは、当日18歳の誕生日を迎えたつばきファクトリー・岸本ゆめのがソロパフォーマンスを披露。岸本が選んだ楽曲は、松浦亜弥の「HAPPY TO GO!」だ。さらに佐藤優樹（モーニング娘。'18）、羽賀朱音（モーニング娘。'18）、宮本佳林（Juice=Juice）、小野田紗栞（つばきファクトリー）、高瀬、清野の6人によるアンジュルムのスマイレージ時代の楽曲「好きよ、純情反抗期。」、全出演者による「桜ナイトフィーバー」と続き、次のブロックではモーニング娘。'18の楽曲を他グループによる合同ユニットがカバー。「Oh my wish!」はこぶしファクトリーとつばきファクトリーが、「青春コレクション」はJuice=Juiceと一岡、高瀬、清野が、「ワクテカ Take a chance」はアンジュルムと山木、小関、稲場によって歌われた。

「ひなフェス 2018」を締めくくるモーニング娘。'18のライブは、MCを挟まず5曲を畳みかけるストイックな構成に。アクロバティックな「弩級のゴーサイン」で始まり、「私のなんにもわかっちゃいない」「Help me!!（updated）」「ジェラシー ジェラシー」では統率の取れたパフォーマンスで観客を惹き付ける。そして「ラストナンバーいくよ！」というリーダー譜久村の叫びに続いて歌われたのは、2016年発表のダンスチューン「One・Two・Three」のアップデートバージョン。最後は譜久村が全出演者を呼び込み、まぶしく旋回するミラーボールの下で「泡沫サタデーナイト！」を披露して、2日間におよんだイベントの幕を下ろした。