昨日12月28日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて
ブクガにとって5月に東京・赤坂BLITZ(現・マイナビBLITZ赤坂)で行われた、「Solitude HOTEL 3F」以来のワンマンとなった今回の公演。ステージにはデジタル時計が用意され、開場時には約半年後の2018年6月23日を示していた。時計の時刻が18:58になると日付が巻き戻り、公演日である2017年12月28日になる。これを見たオーディエンスは歓声を上げて開演を待ち望んだ。
時刻が19:00になるとオープニングムービーが上映され、下手側に用意された扉からメンバーが登場。ライブは「sin morning」でスタートした。幻想的なVJをバックに、彼女たちは「rooms」「lost AGE」といったナンバーを次々と披露。オーディエンスのテンションも徐々に高まっていった。
「bed」のパフォーマンスのあとはMCコーナーに突入。矢川葵、井上唯、和田輪が「年末の忙しい中、来ていただきありがとうございます!」「感謝があふれてる感じだよね」「この日を迎えられてよかったね」と無事ワンマンを開催できたことを喜ぶ中、コショージメグミは「あと2、3時間……6時間ぐらいある気持ちでやっていきたいなと思います」を意気込みを語った。その後ライブはスムーズに進行していったが、「faithlessness」の曲中、メンバーは突如ダンスをストップ。パフォーマンスの途中で彼女たちはステージから立ち去ってしまった。
そして「14days」が流れると、時計の日付が2018年1月12日に変化。「14日前」「13日前」とメンバーのアナウンスが聞こえる度、日付はどんどんと遡っていく。最終的には開演直前の2017年12月28日18:59へと戻り、19:00になると再びオープニングムービーが上映された。
目まぐるしく変わる展開にオーディエンスは戸惑っていたが、ライブは何事もなかったかのように改めて「sin morning」でスタートする。ところが「rooms」の途中でメンバー全員が後ろを振り向いた瞬間、4人が無表情で佇む映像がステージに映し出され、音楽がストップ。フロアがざわつく中、そのまま数分が経過すると「言選り」が流れ始め、メンバーは黙々とパフォーマンスを続けた。
「言選り」が終わると、ステージの中央に置かれていたカギにスポットライトが当たる。これを見たメンバーは1人ずつ手に取って下手の扉へと向かい、ステージから去っていった。その後、各メンバーの目を捉えた映像が投影され、しばらく経つと4人は本を手にして舞台に戻る。そして最新作「cotoeri」にも収められたポエトリーリーディング「雨の向こう側で」を淡々と披露した。
彼女たちが朗読を終えると、下手の扉が自動的に開く。すると時計のカウントがバグを起こし、砂嵐の映像が映し出される。けたたましいノイズがフロアに鳴り響く中、メンバーはステージを徘徊。フラッシュやノイズがどんどんと激しくなるにつれ、4人は混乱するような振る舞いを見せた。徐々にノイズが収まっていくと、エラーを起こしていた時計は2017年12月28日19:20を表示し、ライブは「townscape」で再開した。
「townscape」以降はレーザー照明が追加され、きらびやかな演出が施されるように。そんな中「karma」がスタートすると、今度は時計の日付と時刻はどんどん巻き戻されていき、ステージはレーザーとフラッシュをふんだんに用いた演出で彩られた。4人の姿が見えなくなり、時計が前回のワンマン開催日である2017年5月9日を示すと、「Solitude HOTEL 3F」のオープニングを飾った「ending」が流れる。これが終わると足音のようなSEをバックに、時計はさらに巻き戻され、最終的にはブクガのデビューライブが行われた2014年11月24日まで遡った。するとメンバーは活動初期に着用していた真っ白な衣装で舞台に現れ、「bath room」「last scene」を披露。この2曲を終えるとコショージが「これがMaison book girlです!」と宣言し、フロアから歓声が飛び交った。
4人は礼を言うとその場から立ち去り、三たびオープニングムービーが上映された。この映像が終わると、時計は実際の時刻である2017年12月28日20:46を表示し、客電が点灯。そして公演終了を告げるアナウンスが放送され、終演となった。
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
Maison book girl「Solitude HOTEL 4F」
2017年12月28日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
2017年12月28日(1回目)01. sin morning
02. rooms
03. lost AGE
04. end of Summer dream
05. veranda
06. bed
07. cloudy irony
08. faithlessness
01. 14days
2017年12月28日(2回目)01. sin morning
02. rooms
03. 言選り
04. 雨の向こう側で
05. townscape
06. blue light
07. 十六歳
08. karma
01. ending
2014年11月24日01. bath room
02. last scene
リンク
- Maison book girl
- いままで と これから おかえり。Maison book girl new single “cotoeri” 特設サイト
- Maison book girl (@maisonbookgirl) | Twitter
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サワイシンゴ @shingosawaiqpqp
謙一〜!!!!!
【ライブレポート】Maison book girlが未来、過去、現在を巡ったZepp DCワンマン(写真42枚) - 音楽ナタリー https://t.co/FiLJRM4n2D