Little Glee Monster、ハート舞うEXシアターで歌を届けたツアー千秋楽

Little Glee Monsterが11月29日に東京・EX THEATER ROPPONGIで全国ツアー「リトグリ、秋のガオッとオールJAPAN!!」の最終公演を実施した。

色とりどりの照明やミラーボールの光が輝き、メンバーがユーモアあふれる注意アナウンスで来場者を沸かせるなど開演前からにぎやかな雰囲気のEX THEATER。開演時間を迎えてステージにはまず4人組バックバンドが登場し、マーチのリズムで軽快に演奏を始める。しばらくしてステージ後方に設置された上段の舞台に6人が現れ、「ガオガオ・オールスター」をパフォーマンス。manakaは「待ちに待ったツアーファイナル！ 全国たくさん回って東京に帰ってきましたよ！」と挨拶。アサヒが「皆さん1人ひとりが1本ずつポテトに見えます。今日は汗という油で揚がってください！」とエキセントリックな表現で煽るとフロアからは笑いまじりに「イエ―！」の声が上がった。

その後6人がファレル・ウィリアムスのヒット曲「HAPPY」の日本語詞カバー、アップテンポな「NO! NO!! NO!!!」などでガオラ―（Little Glee Monsterファン）を盛り上げたのちに会場が暗転。ステージには黒い衣装を身にまとったアサヒが現れ“歌ってスッキリ悩み解消！アサヒの館”のコーナーへ。彼女はメンバーを1人ずつ呼んで悩みを聞き「スッキリしたまえ！」とソロ歌唱を促す。MAYUによる倖田來未「Moon Crying」、麻珠による徳永英明「レイニーブルー」のカバーなど1人ずつの歌唱が終わり、最後はアサヒ自身が「私も歌ってスッキリしようかな」と弘田三枝子「人形の家」をカバーした。

コーナーを終え、リトグリは1月6日発売の1stフルアルバム「Colorful Monster」のジャケットと同じカラフルなコスチュームで再登場。「ダイアモンド」の歌唱時に全員で声を合わせて歓声を浴び、「CUPS （WHEN I'M GONE）」のパフォーマンス時にはオーディエンスのハンドクラップに乗せて歌唱を披露して一体感を生み出す。続けて結成当時からずっと歌ってきたナンバー「Seasons of Love」をアカペラで披露し、ガオラーに改めて歌唱力を見せつける。そして彼女たちは終盤に「人生は一度きり」「Girls Be Free!」「青春フォトグラフ」といったシングル曲を畳み掛け、「好きだ。」の際には天井から大量のハート型カードがひらひらと舞う中で歌を届けた。

アンコールで再登場した6人はそれぞれ思いを語る。かれんは「個性の強い6人が1つになれた。東京オリンピックで歌うという夢も6人で叶えたい」と明かし、アサヒは「みんなちゃんとポテトになりきれてたので私はおなかが空いてきました」と今日のライブの仕上がりについてコメント。そしてMAYUは「死ぬまでずっと一緒に歳を重ねていきましょう！」と呼びかけ、山梨出身の麻珠はツアーを振り返り「山梨で『おかえり』と言われて涙が出ました。こんなに感動させられることはリトグリじゃないとなかった」と話す。芹奈はリトグリや音楽を通じて自分を変えられたと感極まって泣きながら話し、「ゴールまでまだまだだけど付いてきてほしい。みんなといろんな景色を見たい」と語る。最後はmanakaが「これからも皆さんを歌で応援させてください！」と話し、全員でライブ初披露の新曲「小さな恋が、終わった」を歌唱。13カ所におよんだ全国ツアーを終了させた。