がんばれ！Victory“代打”も活躍のワンマン大成功

がんばれ！Victoryが昨日9月12日に東京・TSUTAYA O-WESTにてワンマンライブ「がんばれ！Victory LIVE 四回の表『晩夏の首位攻防戦！代打の神様見参!?』」を開催した。

野球のアナウンス風のメンバー紹介を受けて登場した5人は、メジャーデビューシングルの表題曲「全力！スタート」を鳴らし、ライブの開始を告げる。さらに彼女たちは「ふらいはい!!!」「I Go Everyday」とハードなロックチューンを矢継ぎ早に披露し、ライブ序盤からフロアのテンションを一気に引き上げていった。

お決まりの自己紹介を終えるとMCへ。しのぶ（B）が「今日のワンマンはものすごく気合いが入っています！」と話し、ライブを再開させようとするとまゆこ（Dr）がそれを制止。足元に飲み物をこぼしてしまった彼女が、申し訳なさそうにスタッフを呼び、足元を拭いてもらうという一幕も見られた。準備が整いライブは「夢のつづき」から再開。「偽物スマイル」ではあやき（Vo）が振り絞るように歌い上げ、オーディエンスは固唾を呑んで見守っていた。

ライブ中盤ではリリース記念イベントなどで披露していたアコースティックセットで「Never Give Up」と「U」の2曲を演奏。ムーディな雰囲気の中、観客たちは体を揺らしながらメンバーが紡ぎ出す音楽を聴き入った。「U」の演奏終了後、がんばれ！Victoryのライブやイベントで恒例となっているサイレンの音と「サプライズ発表です」というナレーションが流れ出す。ナレーションにより“代打”としてあやきに代わり、れな（G）が1曲だけボーカルを担当することが告げられ、バンドは「はじめてのチュウ」のカバーをプレイ。メンバー自ら考案したという趣向を凝らした展開でファンを楽しませた。

最新シングルの表題曲「ラリラリラ」のイントロでは、しのぶがステージ前方でスラップを繰り出しオーディエンスの昂揚感を煽る。曲中、あやきが吹くホイッスルの音に合わせて盛大な歓声が上がった。その後は会場中のタオルが回った「DEAR」、みなみ（G）がステージ中央でテクニカルなギターソロを披露した「青春ライフポップ」へと続き、ライブはクライマックスへ。本編最後のナンバー「三三七拍子」では、まゆこが繰り出す力強いビートに合わせてクラップが鳴り響き、お祭り騒ぎの中ライブの幕を閉じた。

オーディエンスのアンコールに応え、メンバーはステージ上に再登場。しのぶがバンドを代表してファンやスタッフらに感謝の気持ちを話している最中に、あやきが「先生みたい！」と爆笑してしまうなど、奔放なMCでもファンを楽しませた。各メンバーがそれぞれ感謝の気持ちを観客に伝えたところで「また明日」と「KGSD」の2曲をドロップする。オーディエンスも一緒になって「KGSD」の盛大なシャウトを響かせた。アンコールが終了してもフロアの熱気は冷めず、ライブはダブルアンコールに突入。リーダーのれなが「持ち曲がありません！」と伝えると、客席から「ラリラリラ」の演奏を希望する声が上がり、彼女たちは急遽この日2度目の「ラリラリラ」をプレイ。大盛り上がりの中、この日のライブはフィナーレを迎えた。

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がんばれ！Victory×吉田尚記対談 - 音楽ナタリー Power Push