七尾旅人、始まりの地・神戸の洋館でワンマン

七尾旅人がワンマンライブ「最初の歌を聴いた街」を7月16日に兵庫・旧グッゲンハイム邸で開催する。

七尾にとって旧グッゲンハイム邸のある神戸は思い出の地。祖父に連れられ、1995年の阪神・淡路大震災の被災地の様子と人々の姿を見た数日後に音楽活動をスタートしており、今回の公演は「念願の神戸ワンマン」だったと語っている。

チケット予約は明日6月4日10:00から下記メールアドレスで受け付ける。限定80席となるため、予約はお早めに。

七尾旅人 コメント

義務教育も受けずに不安の中でふらついていた少年時代。養護学校の先生だった祖父が震災直後の神戸に連れて行ってくれました。四国の田舎から出てきたぼくの目に、あの美しく大きな街の変わり果てた姿と、それでも立ち上がろうとする人々の表情が刻まれました。その数日後、ぼくは楽器を持たないまま、声とラジカセだけの原始的な作曲を始めました。ぼくは突然歌い手になったのです。念願の神戸ワンマン、あの時かすかに聴いた最初の歌を思い起こしながら、初心に還って演奏できればと思います。