片平はこの日、2011年3月に卒業して以来初めて母校を訪問。体育館に集まった全校生徒を前に、メジャーデビューシングル「夏の夜」や「始まりに」など全5曲を熱唱した。曲の合間には男子生徒から「里菜先輩!」と声援を送られ、うれしそうな表情を見せる一幕もあった。
またこの日のライブでは地元の後輩たちに向けてサプライズを2つ用意。まず最初に、待望の2ndシングル(タイトル未定)がリリースされることが正式に決まったことが報告され、片平は「母校で報告できて、すごく幸せです。応援してくれるとうれしいです」と笑顔で語った。なお2ndシングルの発売日および詳細は、追ってアナウンスされる。
さらにデビューシングル「夏の夜」にも収録されている「Come Back Home」のビデオクリップを、このライブの間に撮影することが明かされると、生徒たちからは喜びの声が上がった。この曲はFTV福島テレビの開局50周年のイメージソングに採用された、地元のファンにはなじみ深い1曲。今回の撮影にはFTVのカメラマンやスタッフが参加し、ライブシーンや生徒たちが盛り上がる様子が収録されていった。
当初5曲で終わるはずだったこの日のライブだが、片平がステージを降りると同時にアンコールを求める声が体育館中に鳴り響く。すぐにステージに戻ってきた片平は「こんなにすぐにアンコールがかかると思わなかった(笑)」と喜びの言葉を述べてから、ステージを降りて生徒たちのすぐそばで「amazing sky」を、マイクとアンプを使わずに弾き語りで披露。この貴重な機会に生徒たちはしっかり耳を傾け、片平の肉声に聴き入った。
ライブ終了後には在校生や高校時代の恩師から、色紙や花束をプレゼントされた片平。さらに生徒たちからの質問にも答えるなど、ひさしぶりの母校訪問を存分に楽しんだ。なおナタリーではライブ終了後、片平に母校訪問やライブの感想を聞いた。
片平里菜 コメント
学校に来たのは卒業して以来なんで、ほぼ3年ぶりですね。なんか昔のままで、忘れていた記憶がどんどんよみがえってきて(笑)。学生時代はこの体育館とは別の場所で歌ったんですけど、当時は手が震えながら歌ってました(笑)。本当に不思議な感じがします。この学校の生徒は昔からあったかい人ばかりなので、今日はきっといいライブができるだろうなとは思ってたんですけど、予想以上に歓迎してくださって……すごく愛されてるなって思えて。幸せです。
こういう形で戻ってこれて、めちゃめちゃうれしいですね。生徒さんを見てると、まるで3年前の自分を見てるような気持ちになって……「ああ、ここにも帰る場所があったんだ」って素直に思えました。正直、学校に行ってる間は早く自立してプロになりたいっていう気持ちが強くて、いろいろモヤモヤしてたんですけど、改めて高校を卒業しておいてよかったなって思いましたね(笑)。今日はここに来れて本当によかったです。
(2ndシングル発売決定について)次のシングルはさらにいろんな人に聴いてもらえるきっかけになると思っているので、こうやって自分の母校や地元を今まで以上に大事にしながら、もっと大きい世界で歌っていきたいなって思います。
片平里菜 学園祭ライブ
2013年9月27日 福島県立安達高等学校 セットリスト
01. 始まりに
02. 女の子は泣かない
03. Hey Boy!
04. 夏の夜
05. Come Back Home
<アンコール>
06. amazing sky
リンク
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音楽ナタリー @natalie_mu
片平里菜、母校の学園祭でライブ&新曲発売サプライズ発表 http://t.co/jphK7fKgzu #katarina