
再生数急上昇ソング定点観測 (2023年11月2週目) [バックナンバー]
LUNA SEAの新MVに「30年前の曲と思えない」の声 / HoneyWorks新曲でちゅーたんの過去が明らかに
今、盛り上がり始めている曲 / これから盛り上がりそうな曲について詳しく解説
2023年11月10日 18:30 8
YouTubeでの視聴回数チャートや、ストリーミングサービスでの再生数が伸びている楽曲を観測し、今何が注目されているのかを解説する週刊連載「再生数急上昇ソング定点観測」。今週はYouTubeで10月27日から11月2日にかけて集計されたミュージックビデオランキング、および楽曲ランキングのトップ100の中から要注目トピックをピックアップします。
文
今週のYouTubeのミュージックビデオランキングは、
NiziU(니쥬)「HEARTRIS」ミュージックビデオ
そのほか10位には
K-POP、J-POP、アニメソングなど幅広いジャンルの楽曲がランキング入りした今回は、下記の3曲をピックアップした。
HoneyWorks「可愛くなれたらいいのに(feat. かぴ)」
※YouTubeミュージックビデオランキング8位
リリースする楽曲が次々と大ヒットし、21位の「可愛くてごめん feat. ちゅーたん」、22位の「すきっちゅーの!feat. ちゅーたん」と合わせて現在チャート上位に3曲がランクインしている
面白いのが、同時にランクインしている、中村千鶴のもう1つの顔であるちゅーたんを主人公とした「すきっちゅーの!」「可愛くてごめん」と3曲並べてみると、1人の少女が努力をして自信をつけるサクセスストーリーになっていること。「可愛くてごめん」のあとで「可愛くなれたらいいのに」が発表されたことで、時間をさかのぼって徐々に少女の過去が明かされていく展開になっているのだ。
HoneyWorks「メイド☆至上主義(feat. かぴ×Hanon×Kotoha)」
なお11月3日にはちゅーたん、はるにゃ、あおちゅんという3人のメイドを主人公とした「メイド☆至上主義」が公開されており、こちらも再生数が伸びそうだ。
LUNA SEA「LOVELESS」
※YouTubeミュージックビデオランキング78位
LUNA SEA「G.」ミュージックビデオ
なお第2弾MVとして1996年に発表された「STYLE」の収録曲「G.」のセルフカバーも公開されており、こちらも圧倒的な疾走感と凄みのあるパフォーマンスを堪能できる。
DYES IWASAKI「S.C.R.E.A.M feat. RainyBlueBell」
※YouTube楽曲ランキング43位
YouTube楽曲ランキングでは、
小柳ロウ×星導ショウ×緋八マナ「S.C.R.E.A.M」
1年以上前に発表された曲がこのタイミングで再び注目を浴びることになった背景には、にじさんじの小柳ロウ、星導ショウ、緋八マナがこの曲をカバーしたことで「原曲も聴いてみよう」と再生数が伸びていることが考えられる。
ちなみにFAKE TYPE.は、11月22日にメジャー2ndアルバム「FAKE SWING 2」をリリース。またDYESは個人で初のボカロ曲「Dead or Like feat. 初音ミク」を発表しているので、これらも合わせてチェックいただきたい。
DYES IWASAKI「Dead or Like feat. 初音ミク」
- 真貝聡
-
ライター / インタビュアー。雑誌やWebで執筆するほか、MOROHA「其ノ灯、暮ラシ」、BiSH「SHAPE OF LOVE」、PEDRO「SKYFISH GIRL-THE MOVIE-」といったドキュメンタリー映像作品や、テレビ特番「Mrs. GREEN APPLE ~Review of エデンの園~」にインタビュアーとして参加している。
バックナンバー
- (2025年6月1週目) Da-iCE「Black and White」のMVを読み解く / モー娘。「気になるその気の歌」つんくの真意 / 東京ゲゲゲイとBE:FIRST・RYUHEIの共作実現
- (2025年5月5週目) SUPER EIGHTが「四十路少年」を歌った背景 / こっちのけんと「それもいいね」の言語能力の高さ / 紫今「ウワサのあの子」が描く恋心の“危うさ”
- (2025年5月4週目) 浜田雅功から松本人志へのメッセージソング? / INI「Potion」に感じる強い覚悟と生き様 / 「リードコントロール」で両手を拘束するミーム
- (2025年5月3週目) なぜ大森元貴の書く曲ははかなく美しいのか? / timeleszのMVが間取りをモチーフにした理由 / 「切り替えピース」がシンプルながら心を打つ
- (2025年5月2週目) BE:FIRSTが「夢中」で示した見事な才能とは? / back number「ブルーアンバー」MVに思わずボロ泣き / 「天天天国地獄国」を歌いたくなる理由
- (2025年5月1週目) Number_iとジャクソン・ワンの“悪者”になる覚悟 / なんか気まずくない?の今日だろう京太郎って誰?
- もっと見る
真珠 @mieko__0606
LUNA SEAの新MVに「30年前の曲と思えない」の声 / HoneyWorks新曲でちゅーたんの過去が明らかに https://t.co/7u5hWzLWP5